映画『ジムノペディに乱れる』11.26(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。男と女の永遠のテーマをエロティックに描く、漂白の一週間。

作品紹介 - INTRODUCTION

美しい音楽にのせ官能的に描かれる切なく不器用な大人のラブストーリー。

『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)、『ピンクとグレー』(16)の行定勲監督による初のロマンポルノ作。
主演を務めるのは芸人、俳優など様々な顔をもつ板尾創路。映画監督としても2本の作品を残し注目される彼が、全てを失い自暴自棄になっている映画監督の男・古谷を演じる。そして、注目されるヒロインに、透明感の溢れる美しさで注目される新進気鋭の女優・芦那すみれ。これまではBOMI名義でミュージシャンとして活動しており、本作が本格的な映画デビュー作に。もうひとりのヒロインにNHK大河ドラマ「真田丸」の出演など、注目の若手女優・岡村いずみ。慶応義塾大学を卒業した才女で、non-noの専属モデルを経て、現在女優として様々な作品に出演している。2人共に本作が初めての濡れ場シーンへの挑戦となった。
本作は、板尾創路演じる映画監督の古谷が<1週間>、さまざまな年齢層の女性たちと官能的に乱れる姿も必見。さらに、ロマンポルノを代表する女優・風祭ゆきがカメオ出演している。今年、生誕150年を迎えたエリック・サティの名曲「ジムノペディ」の調べにのせ、ラブストーリーの名手・行定勲監督が、切なく不器用な大人の愛を官能的に描いている。

1週間―。
撮れない日々が続く映画監督の古谷(板尾創路)は、
鬱屈とした気持ちを抱えながら、
肌のぬくもりを求めて女たちの隙間を彷徨っていた。
仕事、名声、そして愛…
全てを失った男が、辿り着いた先に見つけたものとはー?

キャスト & スタッフ - CAST & STAFF

板尾創路(古谷慎二 役)

CHARACTER:古谷
映画監督。代表作の『六月の消えた日』は、ベルリン映画祭で受賞しているらしいが、客入はいまひとつ。昔は「精神が研ぎ澄まされていれば、金がなくても映画だ」と、どんな条件でもやる気を失わなかったが…

板尾創路(古谷慎二 役)

1963年7月18日生まれ。大阪府出身。吉本総合芸能学院(NSC)4期生。ほんこんとお笑いコンビ130Rを結成。バラエティから俳優、映画の監督・脚本と多岐に渡り活躍。主な出演作品として、『愛のむきだし』(08)、『空気人形』(09)、『太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男』(11)、『さや侍』(11)、『クローズEXPLODE』(14)、『振り子』(15)、『at HOMEアットホーム』(15)、『杉原千畝 スギハラチウネ』(15)、『ふきげんな過去』(16)。監督・脚本・主演をつとめた『板尾創路の脱獄王』(10)、『月光ノ仮面』(12)など。

芦那すみれ(結花 役)

CHARACTER:結花
古谷が教える映画学校の学生。学校内に、荒木という恋人がいるが、古谷に特別な想いを寄せる。

芦那すみれ(結花 役)

大阪府出身。2015年、本広克行演出/平田オリザ作の舞台「転校生」で女優デビュー。TBS「ディアスポリス 異邦警察」では謎のハッカー「ラニーニャ」役で話題に。BOMIという名でミュージシャンとしても活躍中。長編映画は初出演になる。

岡村いずみ(安里 役)

CHARACTER:安里
若手女優。古谷に誘われ、彼が監督する作品へ出演。濡れ場のシーンで気持ちが入らず現場を止めてしまう。

岡村いずみ(安里 役)

1989年12月25日生まれ。神奈川県出身。慶應義塾大学卒業後、女優としてテレビ、舞台、映画などに出演。TV:「たべるダケ」(TX)、「ダークシステム」(TBS)、「グーグーだって猫である」(WOWOW)、「ウーマン・オン・ザ・プラネット~オースラリア縦断旅~」(NTV)、大河ドラマ「真田丸」(NHK)、映画「かしこい狗は、吠えずに笑う」(第34回PFFぴあフィルムフェスティバル入選)、「みんな!エスパーだよ!」、舞台:江古田のガールズ「楽屋」、渋谷ハチ公前「とりわける人たち」、東京マハロ「エリカな人々」などに出演。

行定勲(監督)

1968年、熊本県生まれ。長編第一作『ひまわり』(00)が第5回釜山国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞。『GO』(01)で、日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ国内外で50もの賞を受賞。『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)が観客動員620万人、興行収入85億円、その年の邦画1位を記録する大ヒットに。10年には『パレード』が第60回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。近年の作品として、『円卓』(14)、『真夜中の五分前』(14)、『ピンクとグレー』(16)、熊本を舞台にした『うつくしいひと』(16)など。また今後はアジア・オムニバス映画『アジア三面鏡』(今秋公開)、『ナラタージュ』(来秋公開予定)などがある。

行定勲(監督)
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