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『牝猫たち』のポスタービジュアル、男性キャスト情報解禁!

白石和彌監督最新作『牝猫たち』のポスタービジュアルと個性豊かな男性キャスト陣が解禁!

 『凶悪』(2013)、『日本で一番悪い奴ら』(2016)に続く、白石和彌監督の最新作はオリジナル脚本で挑むロマンポルノ。

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 本作で白石監督は、現代社会を逞しく生きる女性のいまをジャーナリスティックな視点で捉え、名匠・田中登監督の『牝猫たちの夜』(72) にオマージュを捧げています。今回、ポスタービジュアルの解禁とともに発表されたキャストは個性豊かな男性キャスト陣。

 人気演劇ユニットTEAM NACSの音尾琢真が『日本で悪い奴ら』に続いて出演し、主人公が働く風俗店の店長役として外連味あふれる安定の演技を披露しているほか、岩井俊二作品常連の郭智博が、持ち前のルックスと手堅い演技で脇を固めています。

 さらに、現在のM1グランプリ真っ只中、10月27日に行われた3回戦を無事通過し決勝進出に期待がかかる、お笑い芸人のとろサーモンの村田秀亮と久保田和靖が、地下活動をする売れない芸人役として出演し、劇中でも漫才を披露しています。また、本作には田中登監督の『牝猫たちの夜』のメインキャストである吉澤健が出演。近年では『龍三と七人の子分たち』の“カミソリのタカ”役で出演するなど、19歳のデビューから半世紀、俳優として活躍する吉澤健がいぶし銀の濡れ場を披露しています。



 本作では、都会の中で孤独を感じながら颯爽といまを生き抜く女たちと、それを取り巻く男たちの物語が描かれ、主人公・雅子を演じるのは、2歳でキッズモデルとしてデビューし、『眠れる森』(1998、CX)では中山美穂の子供時代をつとめるなど、映画、ドラマ、舞台など俳優としてのキャリアを積む気鋭の女優・井端珠里。約10年前、白石監督が助監督としてついた『17歳の風景』(2005)の撮影時に、井端を師匠・若松孝二監督に推薦。白石監督は、10年後の再会で運命的なものを感じ、井端珠里を今回主演に抜擢しています。このほか、雅子の仕事仲間でシングルマザーの結依を、これが女優として2本目の映画作品となる真上さつきがフレッシュに演じ、主婦でありながら風俗嬢として働く里枝を、『インプリント~ぼっけえ、きょうてい~』(06)で鮮烈なデビューを果たした女優・美知枝が、艶やかに演じています。白石和彌監督が、今という時代に放つ新しいロマンポルノにご期待ください。





『牝猫たち』 作品概要

池袋の風俗店「極楽若奥様」で働く3人の“牝猫たち”。呼び出された男たちと

体を重ね、そして、また夜が明ける―ワーキングプア、シングルマザー、

不妊症…それぞれの悩みを抱えながら、颯爽と現代を生き抜く女たちと、

それを取り巻く男たちの物語。



2017年1月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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