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【アーカイブ】あたしのおすすめ『団鬼六 美女縄化粧』

(当記事は2001年頃の旧サイト「日活ロマンポルノ館」に掲載されていたものです。当時と内容が異なる場合がございます)





「団鬼六 美女縄化粧」



配信サイト:DMM



 



「お願い、抱いて…」

令嬢に流れる淫蕩被虐の血が私を堕とす…。

3代目SMクイーン、高倉美貴を美乳責め!







ロマンポルノのドル箱だった「団鬼六」シリーズ。

谷ナオミ、麻吹淳子に続く3代目SMクイーンとなった高倉美貴。その清楚な令嬢風のゴージャスな美貌は、当時の人気外国女優をもじって『ロマンポルノのオリビア・ハッセー』と形容されたほど。それでいて口元の艶ボクロは淫風漂い、たわわな美乳は縄目が似合った。ナオミや淳子が熟女系だったのに比べ、美貴はより若く華やかで、当然のようにファンの年齢層も一段若かった。



大学の帰宅途中、拉致監禁された清楚で可憐な社長令嬢・華子。彼女を襲う容赦ない羞恥責め、縄責めの中で、華子は自らの体に母親譲りの淫蕩被虐の血が流れていることを聞かされ、性の奴隷へと堕ちていく。男の嗜虐性をそそる美貴の透き通るような白い肌、その洋風の個性がアトリエ風の責め部屋によく似合い、興奮度抜群だ。彼女を責めるニヒルな責めのプロに「HANA-BI」など今をときめく大杉漣が扮しているのも注目!

(映画評論家:秋本鉄次)



<作品紹介>(公開当時のプレスシートより)



 美少女は極上のおもちゃだぜ。

荒縄に犯されて知る異常なる性の高まり。



 



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● 解説

父の手一つで育てられた良家の清楚で可憐な娘が、肉欲の世界に溺れる大人の輪の中に投げ込まれ、性魂たくましいSM調教師たちの奴隷となる。男を知らない娘は、恥辱の苦しみから逃れようとするが、やがて、激しく縛られる荒縄と写真を撮るシャッター



音の中、SM奴隷としての悦楽に目覚めていく。

倒錯エロスの極致を大胆かつ微細に描くSMポルノ。



主演は「団鬼六・美女縄地獄」でSMポルノに衝撃デビュー。今回が二作目の『ニューマゾペット』こと高倉美貴。白く透き通ったスリムな裸体を惜しげもなく披露し、前作を上回る熱艶ぶりを見せ、SM女優としての地位をしっかりを築きあげている。他に伊藤麻耶、江崎和代らが脇を固めている。



監督は美しい映像を作り出すベテランの藤井克彦

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●あらすじ

週に一度、茶道の師匠、江里子のもとへ通う久我山と、その娘で女子大生の華子。久我山は一粒種の華子が可愛くてたまらない。華子の二十一才の誕生日には、楽しくテニスをする仲の良さ。しかしその華子の笑顔を望遠レンズでとらえ、シャッターを切る二人の男がいた。



大学からの帰宅途中、華子は無理やり車の中へ引きずりこまれた。クロロホルムと嗅がされ意識を失う華子。気がつくとそこは殺風景なアトリエ。誘拐したのはもちろんあの二人組みの男、京田宗一と相棒の谷である。旅行に行くのだと、華子の自宅に電話をさせる宗一。丁重に扱うとは言いながら、華子を後ろ手に縛り、トイレにも行かせない。やがて洩らしてしまう華子。待ってましたとばかりシャッターを切る谷。屈辱にまみれる華子に次々とフラッシュが浴びせられた。



翌朝、グショグショになった下着を引き降ろす宗一。谷はまたもや連写する。だが決して華子の身体には手を出さなかった。



その夜、「ホテルS&M」の裏に黒いバンが停まる。猿ぐつわの華子、宗一、谷が降りて来る。そして華子を一室のマジックミラーの小窓の前に立たせる。――ミラーの中。何と久我山が若い女レナに荒縄を掛け、キリキリと縛り上げている。愕然とする華子。驚きで声が出ない。久我山の充血した獣のような目、脂ぎった額。華子の良きパパの姿はもはや完全に消え失せた…。



「やめて下さい!」と必死に暴れる華子。両手両足を開いた姿で仰向けに寝かし、皮輪で縛って押さえつける宗一と谷。やがて宗一が、SMのプロとしてのテクニックで華子を責めてゆく。谷が悶え苦しむ華子の肢体へシャッターの嵐。どんどんと感じてくる華子……そして失神。



しかし華子は、ベビードールをはかせて写真を撮ろうとする谷の隙を見て逃げ出した。雨の中、タクシーで江里子の所へ向かう華子。家へ着くと、安堵感で江里子の腕の中へ倒れ込む。だが宗一達が諦めるはずがなかった。夜中、寝ている華子と江里子のもとへ踏み込んでくる。縄で二人を縛り上げ、宗一が激しく江里子を犯してしまった。



翌日、セーラー服姿の華子の恥毛を剃る宗一。谷はギラギラした目でシャッターを押しまくる。剃り終わった後、またも荒縄で縛る。華子の顔は苦痛に歪む。必死に堪える華子を見ながら宗一は、SMで飼育する理由を語った――。



あまりの驚きで大きく目を見開く華子。なんと久我山の奴隷が江里子だったのである。そして江里子に飽きた久我山は、宗一にビックリするような美人を調教しろと命じたのである。もっと驚くべきことに、久我山は女を玩具みたいに弄び、イヤになればポイと捨てる。しかも久我山にSMを教えたのは華子の母親で、縛られてムチで打たれないと燃えない女だったのだ。



恐ろしき淫乱の血が自分の身体に流れていることを知った華子へ、復讐の鬼と化した江里子が絶妙のテクニックで責めてゆく。熱い吐息を出し、身悶える華子…。



その夜、純白のウエディングドレスに着替えさせられた華子。アトリエの中は谷と二人だけ。「抱いて!」と華子が叫ぶ。たまらずむしゃぶりつく谷。露となった肌へ、歯が、唇が、そして舌が這う。華子は全身で悦びを表し、思い切り抱きしめ、快楽に身体をケイレンさせ、やがて果てる。そんな二人を、お互いをまさぐり合いながら眺める宗一と江里子であった。



翌日、久我山の乗る外車がアトリエへ着く。江里子が案内する。縛られ吊るされた全裸の女性を見て、ゴクリと生ツバをのむ久我山。女の横では宗一がムチをふるう。久我山が宗一に代わって責めようとすると、女が振り向いた…呆然とする久我山。



それは恍惚にひたる、華子であった…。



(1983年12月2日公開)



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配信サイト:DMM



 

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