1987年10月17日 公開
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赤い縄 果てるまで
- 主演
- 岸加奈子
- 出演
- 中川みず穂/林里菜/阿部雅彦/武川信介/三田寛之/布施木昌之/田辺洋行/木内玲子
- 監督
- すずきじゅんいち
- 脚本
- 石井隆
- その他
スタッフ - 原作/石井隆(「ラストワルツ」日本文芸社刊) 企画/作田貴志 プロデューサー/千葉好二 撮影/水野尾信正 照明/西本充利 録音/伊藤晴康 美術/和田洋 編集/鍋島惇 助監督/伊藤正治
- 音楽
- 津田治彦
- 解説
- これでも愛?! これが愛!! 八代目「土屋名美」として岸加奈子が切ない演技を魅せつける!
- あらすじ
緊縛プレイに目覚めた男と女の姿を描く。石井隆の劇画原作「ラストワルツ」「果てるまで」を映画化。石井隆自ら脚本化。監督はすずきじゅんいち、撮影は水野尾信正。
サラリーマンの野中陽介は人影もまばらな終電間際の車両の中にいた。居眠りから目を覚まし、立っている一人の若い女性に見とれていたが、電車が揺れ、支柱をつかんだ女の手首には縄目の跡がくっきりと残っていた。陽介には結婚二年目になる妻の久子がいるが、あの女に会ってから彼がこれまで抑えてきた欲望が目覚めてしまった。陽介はベッドに横たわる久子を襲い強引に、荷づくり用の赤いビニールひもで縛り始めた。胸の局部に縄がくい込んでいく。陽介は「これも前戯だ」というが、久子の顔は恐怖で引きつっている。それ以来、久子は陽介のSM趣味をいやがり、夫婦の仲は急速に冷めていった。陽介は一度だけ電車の中で会った女を探し求める。久子はなんとか努力して陽介の要求を受け入れようとするが、どうしても我慢できずに実家へ帰ってしまう。ある夜、陽介は駅でその女を見つけた。彼女はOLらしく自転車で帰宅途中スーパーマーケットで買い物をしたが、出ると外は雨だった。傘を差し出す陽介だが、女は不審がって逃げてしまう。執拗に追いかける陽介はついに彼女のアパートをつきとめた。表札には「土屋名美」とある。
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