1984年1月13日 公開
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ソープ行進曲 夢の城
（公開時タイトル「トルコ行進曲 夢の城」）- 主演
- 奈美悦子
- 出演
- 鈴木ヒロミツ／沢井孝子／山口千枝／勝部演之／小林稔侍／上野淳／芝三郎／高山大樹／木村修／桐山栄寿／中山竜二／山崎健二／乱孝寿／川田純子／章文栄／竹田恵利子／中山恵美子（吉原・国賓）／松丸冴水／一谷伸江（友情出演）／森川正太（友情出演）
- 監督
- 瀬川昌治
- 脚本
- 田坂啓
- その他
スタッフ - 原作／広岡敬一「ちろりん村顛末記」 撮影／米田実 照明／田島武志 録音／宮本久幸 美術／徳田博 編集／井上治 助監督／加藤文彦
- 解説
- 女の性と肉体は、果てしない男の蜃気楼
- あらすじ
- ■解説
日本一のソープランド地帯、ちろりん村こと“雄琴”。ソープランド歴七年、この地で働き出して三年になるソープ嬢のアリスは客として知り会ったこぶつきの運転手・本庄と結婚して、第二の人生を歩む為に雄琴を去ろうとしていた。義父に犯され、信頼していた母親にも裏切られてこの世界に身を投じたアリスは、壮絶なテクニックと体力を要する激務に身も心もボロボロになっていた。アリスは仲間の風俗嬢からお姉さんと頼られていた。、中でも店一番の売れっ子・マヤとは同じマンションに住み姉妹のように仲良くしていた。マヤは読書家で話の上手いデラを頼り切っていた。
ある晩アリスとマヤはひったくりにあうが、つかまえてよく見れば犯人はアリスの妹・たまえだった。たまえは、ぐうたらな父親に愛想をつかして家出をし、男とも別れて雄琴に流れて来たのだ。アリスはたまえを厳しくしかると、金を渡して実家に帰るようにと追い出した。
マンションに戻ったマヤを迎えたのは徳川という男だった。経営コンサルタントと自称し何人もの嬢のヒモになっている男だ。マヤはこの得体のしれない男の指戯に溺れていく。
みすぼらしい恰好をした生野という男がアリスを尋ね歩いていた。生野はアリスをこの世界に入れた男だ。マヤたちのマンションにデラが引っ越して来ると、手伝っている男は徳川だった。マヤとデラ、ヒモの掛け持ちをしている徳川は内心びくびくしていると運が悪いことにマヤは店を休んでデラの手伝いを始めた。覆面をして取り繕う徳川だが、マヤと一緒の写真が見つかり関係がバレてしまう。二人の冷たい視線を受け、徳川は湖に飛び込んだ…。
■ストーリー
温泉地に蜃気楼の如く出現した、日本一のセックスゾーン雄琴。男と女の営みを歴史の中でしっとりと紡いできた伝説の色街。この地を10年にわたって取材した色街千夜一夜物語ともいうべき取材記「ちろりん村顛末記」を原作として、喜劇映画の名手・瀬川昌治がロマンポルノを初監督した話題作。主演はロマンポルノ初登場となる奈美悦子。雄琴に棲む女の哀しさ、逞しさを笑いと涙の人情喜劇として描くエロス大作。渥美清やフランキー堺の「列車シリーズ」、更にはビート・たけしの映画初主演作「哀しい気分でジョーク」等、日本の歴材喜劇人たちと数々の名作喜劇を作り続けた瀬川監督が風俗街雄琴に生きる女たちを笑いとエロスで見事に描いている。 瀬川監督の著書の中でも語られているが、奈美悦子を良く知る瀬川監督ならではの演出によって、ロマンポルノ初出演とは思えないような艶やかな魅力前回の奈美悦子が堪能出来る傑作！出演は他に、 沢井孝子・朝比奈順子・山口千枝・鈴木ヒロミツ・鈴木ヤスシ等。オリジナルネガフィルムからのテレシネ、オーサリングよるHDリマスターによる初ＤＶＤディスク化。 （劇場公開タイトル『トルコ行進曲 夢の城』を改題） - 販売・配信
