1983年7月 8日 公開
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3年目の浮気
- 主演
- 林亜里沙
- 出演
- 門万里子 /朝比奈順子 /阿部雅彦 /鶴田忍 /金田明夫 /渡辺さつき /山根久幸 /榎木兵衛 /甲斐直人 /ニ家本辰巳
- 監督
- 中原俊
- 脚本
- 森田芳光
- その他
スタッフ - プロデューサー/中川好久 企画/進藤貴美男 撮影/前田米造 照明/内田勝成 録音/小野寺修 美術/菊川芳江 編集/井上治 助監督/堀内靖博
- 解説
- 永遠の大ヒット「3年目の浮気」をロマンポルノ映画化した。脚本は森田芳光、監督は中原俊のゴールデンコンビが挑む「演歌ポ ルノ」。出演は林亜里沙・門万里子・朝比奈順子。
- あらすじ
- バラ色ワクワク新婚気分
ピンクに燃えます3年目
飛んで火に入る浮気の虫!!
■解説
ヒロシ&キーボーの大ヒット曲「3年目の浮気」をロマンポルノ映画化した「演歌ポルノ」!
分かりやすいメロディとコミカルな歌詞で大ヒット、カラオケではいまだに定番のデュエット曲として親しまれているヒロシ&キーボーのお馴染み曲をロマンポルノに、というこの斬新な企画性こそが「なんでもあり」日活ロマンポルノの歴史を作り上げた原動力といえるだろう。
脚本は森田芳光。1983年6月に『家族ゲーム』が公開され、日本映画のベストワンを独占する歴史的な映画を作り上げたモリタが脚本を書き、当時新進気鋭の中原俊が監督、というゴールデンコンビが顔を揃えた。『櫻の園』が年度ベストワンとなり邦画各賞を受賞するなど、ロマンポルノから一般映画に進出して日本を代表する監督となっていく中原と森田の若き日の才気が、コミカルな「演歌ポルノ」という唯一無二の独創的な映画となって発光するかのように楽しい作品!撮影は森田作品を支える日本映画を代表する名キャメラマン・前田米造。
出演は、林亜里沙・門万里子・朝比奈順子・阿部雅彦・鶴田忍・金田明夫、という個性的な顔ぶれ。
実直な男が結婚3年目にして、パトロンと別れたばかりの同僚と浮気してしまう。愛想をつかした若妻も、「浮気には浮気を」で報復決意、夜のアルバイトを始める。ヒット曲に乗せながら展開するエロスコメディ。
■ストーリー
下町の人形会社に勤める秀樹は品行方正、実直な男だ。京子と結婚してから三年、浮気一つしたことがない。ある日、会社の同僚でキャリア・ウーマンの知美が秀樹にモーションをかけてきた。独身の知美はパトロンと別れたばかりで、空虚な気分を秀樹との情事でまぎらわそうとしているのだ。知美は企画会議で頭打ちの売り上げ状況を打破するために、「ウラミ十二ヒトエ」という新しい企画を提出するきれ者で、秀樹もまんざらでは無かった。
京子は、突然接待やなんやと口実で帰りの遅くなった秀樹を不信に思う。おまけに香水の匂いまでさせているとあっては浮気の兆候かと動揺する。
退屈な日々をまぎらわそうと、スイミングスクールに通っている京子は、そこでは独身を装っていた。コーチの川又の熱い視線を浴び、知らん顔をしながらもまんざらではない様子だ。
秀樹と京子の部屋の隣りには、秀樹の先輩の又一郎と博美の結婚五年目の夫婦が住んでいた。又一郎はパブのママ・珠美と、博美は中小企業社長・岡倉と浮気しており、それぞれ密かにSEXアバンチュールを楽しんでいた。
秀樹と知美はお好み屋の個室で密会した。積極的に知美が迫り、挑発的な肢体の誘惑に秀樹は抗うことが出来ずインサートしていった。和美のもつカズノコ天井の名器の前に、秀樹はあっという間に果ててしまうのだった。結婚三年目の浮気だった。
その頃、秀樹の帰宅を待っていた京子の元へ又一郎がやって来た。又一郎は珠美のところで夜はアルバイトをしないかともちかけた。秀樹への不信がたまっていた京子は一人の寂しさもあって夜の勤めを始めた。
(2022年11月2日 DVD発売) - 販売・配信