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1983年3月25日 公開

  • ピンクのカーテン3

    主演
    美保純
    出演
    阿部雅彦 /萩尾なおみ /香井今日子 /望月太郎 /芦沢洋三 /小見山玉樹 /江崎和代
    監督
    上垣保朗
    脚本
    高田純
    その他
    スタッフ
    原作/ ジョージ秋山 企画/進藤貴美男 プロデューサー/三浦朗 撮影/野田悌男 照明/木村誠作 録音/伊藤晴康 美術/金田克美 編集/井上治 助監督/村上修
    音楽
    原マスミ
    解説
    「野理子…、お兄ちゃんはお前が欲しいよぉー」
    妹の残り香は切なく
    自慰する兄の心は寂しい…

    あらすじ
    ■解説
    美保純主演、ジョージ秋山原作の大ヒット人気シリーズ第3弾最終篇!
    明るくて屈託のない魅力と健康的なセクシーさで、美保純はアダルト革命ともいえる爆発的な人気者となった。その人気がブレイクしたのがこの「ピンクのカーテン」だ。第3弾の本作の制作公開前に、美保純はブルーリボン新人賞、ゴールデンアロー賞、日本アカデミー賞新人賞を次々と受賞、日陰で暗く後ろめたい部分があった成人映画という世界に革命を起こした。その人気はロマンポルノに留まらず、一般映画でも引っ張りだことなり、国民映画ともいえる松竹の」男はつらいよ』シリーズにも出演、近年ではNHK「あまちゃん」他宮藤官九郎作品やTVタレントとしても大活躍を続けていく。
    それまでの成人映画のキャストであれば、もう脱ぎはやらない、と演技派としての女優にシフトしていくのが業界の常識だったが美保純は違った。プレスには「(各賞受賞し)ロマンポルノ始まって以来の快挙を成し遂げたオナドル・美保純。一部マスコミ報道の『裸拒否』をふっとばす大熱演で、当たり役に体当たりしている。」と書かれている通り、再びこの人気シリーズに戻って、前2作を超える迫力と繊細さで、兄と妹の禁断の愛を集結させた。
    妹の成熟した肢体を視姦しながら、悶々とした理性と葛藤の日々を送る兄。無邪気で自由奔放な妹…。兄妹の一線の一線を越えまいとしながら、添い寝してくる妹のぬくもりに女の体臭を感じてしまう兄の悲哀を切々と描いた兄妹愛エロスの最終傑作。
    兄役には阿部雅彦。監督は、前作同様上垣保朗。


    ■ストーリー
    兄の悟にとって悩ましい、成熟した妹・野理子との生活が続いていた。
    野理子は今日もディスコで遊んで夜遅くの帰宅、服を着替えてすぐに出ていった。ダンディな中年の三田村とホテルで待ち合せているのだ。兄・悟の心配をよそに、清算したはずの不倫関係は依然として続いていた。離婚を考えているというのが、唯一野理子に明るい希望を抱かせた。ラブホテルの激しい情事からカーセックスへ、二人のセックスは今日も果てることなく続くのだった。
    一方、悟もスーパーでバイトをしていた久美という女の子を誘いだす。ある日、野理子の勤める美容院に、悟の元恋人の直子がやってきた。化粧が厚くなり、様子がすっかり変貌していた。直子は、肉体関係を結んでしまった兄の喜久男から逃れようとアパートを飛び出し、ソープランド勤めをしていた。
    悟は外泊のための衣類を持って久美の部屋に行き、躰を重ねる。久美と同棲することを考えていた。しかし久美は急用で実家に帰らなければならないという。落胆した悟は直子のソープ店に行く。直子は驚きながらも、事務的にお仕事のソーププレイを始める。わざとらしい直子のヨガリ声に、悟はむなしさを感じる。翌日、悟の勤務先に直子の兄・喜久男がやってきて、直子の居所を教えろとスゴむが店員たちが騒ぎだし、捨て台詞を残して去っていった。その晩、悟は昼の出来事を直子に伝えると、彼女は突然悟にしがみつきフェラチオを始めた。二人は昂まり求めあう。
    東京に戻って来た久美から悟に連絡が入る。悟は久美に明日、アパートに行くことを約束する。その夜、野理子が悟の蒲団にもぐりこんで来た。あどけなくもますます綺麗になっていく野理子との距離が近づく。寝息を立てている野理子に欲情する悟…。

    (2023年9月6日 DVD発売)
    【シリーズ】
    ピンクのカーテン
    ピンクのカーテン2
    販売・配信

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