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1982年5月28日 公開

  • 痴漢電車 いたずらな指

    主演
    美野真琴
    出演
    ガイラチャン(小水一男)/ 下元史朗/ 恵杏里/ 五月マリア/ 長谷恵子/ 武藤樹一郎/ 滝川雅夫
    監督
    渡辺護
    脚本
    小水ガイラ(小水一男)
    その他
    スタッフ
    製作/松本忍 撮影/鈴木史郎 照明/近藤兼太郎 録音/銀座サウンド 編集/田中修 助監督/根本義
    音楽
    飛べないアヒル
    解説
    電車の中で知り合った男2人が、好きが高じて電車そっくりのセットを作り、そこで痴漢し放題という風俗店を開業するというコ メディタッチのロマンポルノ。監督は成人映画のゴッドファーザー・渡辺護。
    あらすじ
    ロマンポルノは3本立ての1本に、日活製作作品とは別の外部製作の作品を入れて多数の作品を生み興行ラインナップを編成した。次から次へと量産する中で、撮影所の豊かな人材とは別に、外部の優れた製作スタッフやノウハウを取り入れることでロマンポルノはより豊かなフィルモグラフィーを成立させていった。外部作品は主にピンク映画界の優れた人材により、日活製作とはまた別の魅力をもつ作品となることが多かった。

    本作はピンク映画の黎明期からその隆盛を支え、美保純、可愛かずみのデビュー作を手がけたことで知られる渡辺護の監督作品。可愛かずみという名前の名付け親であり、まさに成人映画界のゴッドファーザーというべき存在といえる。本作ではチョイ役で出演も果たしている。

    脚本は小水一男。ガイラの別名で知られ、若松孝二プロ作品で助監督他多彩な活動を行い、監督としてもビートたけしからのオファーを受け『ほしをつぐもの』で一般映画に進出した異才である。

    電車の中で知り合った男2人。痴漢好きが高じて電車そっくりのセットを作り、そこで痴漢し放題という風俗店を開業したら大繁盛。次なる痴漢ファンを満足させる店を目指して奮闘していくという物語。出演は美野真琴・五月マリア・恵杏里。

    ■ストーリー
    ギュウギュウ詰の電車の中、ドア付近に立つ会社員山内弘と会社員大川好秋、二人はバスでも電車でも顔見知りである。その二人の目の前に立つ女高生青木治子はいつも一緒だ。大川はこの娘にかすかな慕情を抱く。それを見通す山内ニンマリとする…。山内は、雑居ビルの空き部屋で何やら作業している。段ボールをスプレーで塗ったり、看板を作ったり。その様子を見ている大川に、彼は「満員電車痴漢喫茶」を始めようと思うと言った。すでに、警察と消防にも届を出して通っているという。山内は、段ボールを緑色に塗って山手線の張りぼてを作った。そして、山内の「満員電車痴漢喫茶」は開店日を迎えた。何故か、大川も店の手伝いをしている。お客は列をなしており、次々に料金を払って電車に乗り込んでいく。客の中には、治子の姿もあった。お客が全員乗り込んだところで、大川が「痴漢プレイ、スタート!」と宣言する。

    (2023年1月11日 DVD発売)
    販売・配信

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