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1982年3月12日 公開

  • 団鬼六 黒髪縄夫人

    主演
    志麻いづみ
    出演
    早野久美子/池純子/江崎和代/伊海田弘/下元史朗/江藤潤/鬼丸善光/人視比呂志/坂田祥一郎
    監督
    渡辺護
    脚本
    団鬼六
    その他
    スタッフ
    原作・製作・企画/団鬼六 企画/奥村幸士 撮影/鈴木史郎 照明/近藤兼太郎 録音/ニューメグロスタジオ 編集/田中修 助監督/釜田千秋
    音楽
    乾則一
    解説
    白い亀裂に食い込む荒縄…。
    いたぶられ、なぶられ、羞恥と屈辱に乱れ、すすり泣く人妻無惨!
    あらすじ
    ■解説
    ロマンポルノの屋台骨を支えた人気SMシリーズ「団鬼六」ものの一作。SMの巨匠・団鬼六が設立したプロダクション「鬼プロ」の第1回製作作品で、脚本・プロデュースを団鬼六自らが手掛けたことで、今まで映画化で表現されえなかったSMの世界、責めの極致を華麗に描き出している。
    主演は、その高貴な美貌と美白肌のスレンダーボディで人気を博した志麻いづみ。日本舞踊・花柳流の名取りでもあり、本作のヒロイン・絹代の「踊りの師匠で料亭の若女将」という設定を艶やかに表現している。豊満な女優が起用されることの多い団鬼六作品の中で細身な志麻の起用は異例であり、華奢な身体に縄が絡みつく姿、精神と肉体の責めに屈辱と歓喜を味わってしまう姿は志麻ならではのエロチックさである。
    志麻の脇を固めたのは早野久美子、江崎和代、池純子といった豪華キャスト。監督は『制服処女のいたみ』『セーラー服色情飼育』などの渡辺護。

    ■ストーリー
    亡父の残した料亭を切り盛りする若女将・立花絹代。日舞の名取りでもあり、その立ち居振る舞いに惹かれて来店する客も多い。だが、絹代の婿養子・精二は料亭の売上に手を付け遊蕩にふけり、絹代との夜の営みも一方的な愛撫でしかなかった。日々荒んでいく精二に目を付けたのは、料亭の権利書に目を付けた悪徳金融業者・川村。川村の送り込んだ風俗嬢・愛子のテクに溺れた精二は、ズルズルと川村の仕掛けるインチキ賭博にはめられ、5000万の負債を抱えてしまう。やがて精二は川村のいうがままに料亭の権利書を渡し、愛子と出奔してしまう。
    権利書を手にした川村は、絹代に精二の残した負債5000万を即座に払えと詰め寄る。そのやりとりを立ち聞きした絹代の妹・久美子は、用心棒のヤクザたちを、腕に覚えのある空手で殴り倒してしまう。
    激怒した川村は、手下に命じ、店番をしていた久美子の不意を襲い拉致する。そして絹代に「久美子の身体と店の権利書のため、絹代自身の身体を差し出せ」と迫るのだった。
    一晩悩み、店のため、久美子のために己の操を差し出す覚悟を決めた絹代は、ついに川村の家を訪れる。ヤクザたちに犯され傷つきうずくまる久美子の横で、バイブレーターや催淫剤によって執拗に責められる絹代。身体に絡みつく縄の感触と被虐の快楽に、歯を食いしばり必死に耐えるも、いつしか身体が川村を求めはじめ…。

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    販売・配信

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