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1980年3月29日 公開

  • 少女娼婦 けものみち

    主演
    吉村彩子
    出演
    水島美奈子/ 無双紋/ 珠瑠美/ 内田裕也/ 三谷昇
    監督
    神代辰巳
    脚本
    岸田理生 神代辰巳
    その他
    スタッフ
    撮影/姫田真佐久 照明/新川真 録音/橋本文雄 美術/渡辺平八郎 編集/井上治 助監督/伊藤秀裕 
    音楽
    新井英一
    解説
    「エロスの名匠」神代辰巳が、モラトリアムな若者の性と衝動を鮮烈に描いた青春エロス! 主演は強い眼差しが印象的な吉村彩子。共演は、永遠のロックンローラー・内田裕也。
    あらすじ
    少女は悶え、父を求めた
    名匠・神代辰巳監督が描く
    残酷で美しい青春のエロス

    ■解説
    ヒロインの少女に扮するは、大学在学中に写真家・篠山紀信のグラビアシリーズ「激写」で注目を浴び、この作品への出演となった吉村彩子。褐色の肌に、無垢な少女の恥じらいと娼婦性を全身に漂わせ、少女特有の憂愁を好演している。脇を固めるのは、『ひと夏の関係』(78)で主役デビューし、“レイプ女優”として名をあげた水島美奈子、80年代のロマンポルノを支えた珠瑠美、永遠のロックンローラー内田裕也、ロマンポルノ常連の高橋明など実力派が勢ぞろい。さらに、『仁義の墓場』(75)など深作欣ニ監督作品では欠かすことの出来ない超個性派俳優・三谷昇が前半の短いシーンではあるが、浜辺をふらふらと歩く「浪曲師」として顔を出しているのも見所の一つである。

    監督は、79年に傑作『赫い髪の女』を発表し、エロスの巨匠としての地位も確立していた神代辰巳。撮影は神代監督と名コンビを組み、日本映画を代表するカメラマンである姫田真左久が担当。脚本は、神代辰巳と、「天井棧敷」にも参加し舞台「身毒丸」、映画『濡れた欲情 ひらけ!チューリップ』『ベッドタイムアイズ』の岸田理生。

    ■ストーリー
    屋台を引いて生計をたてている母とふたりで暮らす17歳のサキ(吉村彩子)。冬のある日、彼女は外男と浜辺にある朽ちた小屋の中で結ばれる。それが初体験だった彼女は苦悶の表情を浮かべる。雨が降る中、打ちひしがれた様に波打ち際に寝転んだ彼女は外男に言う。
    「消えて、はやくどっかへ行って。」
    独りになった彼女は国道沿いをずぶ濡れになって歩く。そこにアタル(内田裕也)の運転するダンプカーが通りかかる。彼は助手席に乗せていた遊子(水島美奈子)を唐突に降ろすとサキを乗せる。アタルの荒々しく執拗な愛撫に身をくねらせて悶えるサキ。彼女は初めて快感を知る。
    その後、彼女は自分が妊娠していることに気づくのだった…。

    (2023年1月11日 DVD発売)
    販売・配信

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