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1980年3月 1日 公開

  • 噂の女 朝まで抱いて

    主演
    風間舞子
    出演
    青野梨魔/ 豪田路世留/ 笹木ルミ/ 下元史朗/ 今泉洋/ 鶴岡八郎/ 大杉漣
    監督
    高橋伴明
    脚本
    古川栄三
    その他
    スタッフ
    撮影/久我剛 照明/磯貝一 編集/中島照雄 助監督/鈴木敬晴
    解説
    高橋伴明監督がエリート一家の裏の顔を描いた、ロマンポルノ。主演はロマンポルノ初主演となる風間舞子。エリート妻をレイ プする強姦魔に大杉漣が出演している。
    あらすじ
    甘いためいき 波打つ肉体
    色と欲のしみついた
    どうせあたしは いけない女!!

    ■解説
    ロマンポルノは3本立ての1本に、日活製作作品とは別の外部製作の作品を入れて多数の作品を生み興行ラインナップを編成した。撮影所の豊かな人材とは別に、外部の優れた製作スタッフやノウハウを取り入れることでロマンポルノはより豊かなフィルモグラフィーを成立させていった。外部作品は主にピンク映画界の優れた人材により、日活製作とはまた別の魅力をもつ作品が生まれた。

    本作はピンク映画で数々の優れた娯楽作品を作り注目され、やがて日本映画の主流監督となる活躍を続けている高橋伴明がロマンポルノに残した秘蔵作品!高橋伴明はピンク映画『婦女暴行脱走犯』で監督デビュー。数々の傑作を連発しピンク映画の代表的監督としてファンや批評家に支持されるようになる。『TATTOO<刺青>あり』で一般映画に進出し、監督集団「ディレクターズ・カンパニー」に参加。日本映画を代表する存在となっていく。本作はロマンポルノに残された若き日の貴重な作品。

    エリート一家の妻を襲ったレイプ犯。しかし、それは全て計画的だった…。女を甘く見ているととんでもないどんでん返しがあるという、凝った構成のロマンポルノ。風間舞子の初主役作となるロマンポルノだが、以降演技力を高く評価され、売れっ子となり80年代を代表する女優として活躍する。冷徹な強姦魔を演じるのは大杉漣。

    ■ストーリー
    一流会社のエリートコースに乗る夫と、何不自由のない日々を送っている妻。まさにエリート生活を満喫している。ある日、一人の男が家に侵入してきた。ぎらつく目をした男は怯える彼女を押し倒した。必死の抵抗も空しく、彼女は犯されてしまう。が、ことが終わっても男は帰ろうとしない。そのうち夫が帰ってきた。ニヤリとした男は、夫を縛り、今度は夫の目の前で彼女を再び、今度は夫に見せつけるように犯し始める。やがて男は目的を達したかのように、悠然と出ていった。そんな事件以来、夫婦の間には溝が出来、やがて別れ話となってしまう。そのとき夫の上司の池田夫妻がやって来て、今回のことは私の企みだというのだ。「私の妻とキミは浮気をしている。それ以外にもキミは風俗やらナンパとかでもお盛んだ。興信所を雇って全て調べさせてもらった。あの強姦魔を使ってのこの事件は私の妻を寝取った、キミら夫婦への復讐だ」と言い出したのだ。これで全てを失うかもしれないと、夫は衝撃を受ける。事件の全てが解明し、夫妻の立場が一気に逆転すことになる。実はこの仕掛けにはまだ裏があったのだ…。

    (2023年3月3日 DVD発売)
    販売・配信

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