1977年5月21日 公開
-
-
横須賀男狩り 少女・悦楽
- 主演
- 大野かおり
- 出演
- 中川ジュン(新人)/矢崎滋/絵沢萠子/折口亜矢/トニー和田/佐藤了一/清水国雄/ロバート・ルーホー/高橋明/蟹江敬三
- 監督
- 藤田敏八
- 脚本
- 那須真知子 藤田敏八
- その他
スタッフ - 原作/月刊「シナリオ」公募入選作品 那須真知子「ジャパニーズ・ソルジャー」より 撮影/安藤庄平 照明/熊谷秀夫 録音/紅谷愃一 美術/渡辺平八郎 編集/井上治 助監督/高橋芳郎
- 音楽
- 荒野忠
- 解説
- 横須賀を舞台に、姉夫婦を襲って不幸に追いやった「悪魔」に復讐を挑む少女たちを描く衝撃作。
- あらすじ
- 電話が鳴っていた。鳴り続ける電話を、誰もとることが出来なかった…。
その電話は、妹・きっこからの電話に違いない。音を聞く姉の八重子は震えていた。目の前には出刃包丁がつきつけられていた。左手には拳銃が握られている。
「出るなよ、出たら殺す!」、夫の光夫はその男に手足をしばりあげられていた。その男の手首には赤い痣があった。男は光夫の前で八重子の乳房を愛撫し、犯し始めた。絶望の中で行為は続き、光夫は屈辱になすすべもない。
帰って来たきっこは、どこか取り繕ったような二人の様子から、夫婦げんかでもしたものかと思う。
きっことミコが街を歩いていると、光夫が、ピンク映画館に入っていく姿を見た。光夫は夜になるとその映画の暴行シーンのように八重子に迫った。やるせなくうつろな夫婦の営み、「あいつは…、そんなによかったか」。
きっことミコは親友同士、学校の帰りはいつも一緒だった。二人は、ディスコQでジミーという米兵と知り合う。その夜ミコが帰ってこないという連絡が入った。ミコはジミーに薬を飲まされてホテルへ連れこまれたが何もおこらず、ジミーは本当にミコを愛しているのであった。きっこの姉夫婦にも、ミコとジミーの間にも平和な日々が戻った。
ある夜、ガラスの破れる音できっこ目をさましす。例の男がまたしても、光夫の前で八重子を犯していた。男は行為が終ると二度と来ないと言って去った。再び襲った悪魔に姉夫婦は今後こそ破局へと追い落とされた。
きっこは、ディスコQへ勤め始めた。カウンターに一人の男がすわった。手首に赤い痣…。あの男だ。きっこの心に復讐心が燃え上がり、ミコに助けを求める…。 - 販売・配信