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1977年3月 5日 公開

  • 卒業五分前 群姦(リンチ)

    主演
    小川亜佐美
    出演
    森川麻美/末宗俊子/福田勝洋/織田俊彦/椎谷健治/信太且久/田島はるか/結城マミ/沙夢孫
    監督
    沢田幸弘
    脚本
    斉藤信幸
    その他
    スタッフ
    プロデューサー/伊地智啓 企画/栗林茂 撮影/仁村秀信 照明/川島晴雄 録音/高橋三郎 美術/林隆 編集/西村豊治 助監督/村井良雄
    音楽
    高田信
    解説
    卒業式直前の限られた時間設定の中に展開する、ハードアクションエロス青春篇。人気の小川亜佐美が女教師に扮する。ニュー アクションの名匠・澤田幸弘監督作品。
    あらすじ
    卒業がなんだ!母校の名誉がなんだ!
    突っ走る青春が学園にまきおこすSEXの嵐!!

    ■解説
    「卒業」をテーマにした小説や映画は数多いが、本作は「卒業式」直前の限定された時間設定の中で、決して前向きに明るく希望に満ちた「卒業」ではなく、どうにもならない焦燥や自棄を性衝動と共に爆発させる少年達を鮮烈なエロスアクションの中に展開したロマンポルノならではの異色作である。
    卒業に材を取りながら式を描くのではなく、その前日から式の始まる直前までの少年や女教師の色模様を見事に展開した脚本は、ロマンポルノの助監督から後に監督となる斉藤信幸の手によるもの。監督は日活ニューアクションの俊英として『反逆のメロディー』等、原田芳雄や松田優作と共にアクション映画の新時代を築き上げた澤田幸弘。
    「卒業、それは、若者たちにとって新しい門出の日のはずだ。彼らにとって祝福されるべき日ではなく、ゆれうごく青春の不安と焦燥の一齣なのだ。この作品はそうした時期の若者達の衝動的な行動を、気鋭澤田幸弘監督が、鋭く温かくみつめてメガフォンをとる問題作だ(宣伝プレスより)」
    愛らしくコケティッシュな魅力で人気の小川亜佐美が女教師を演じている。共演は森川麻美・末宗俊子・福田勝洋・織田俊彦。

    ■ストーリー
    卒業式の前日。その高校にはある種の感傷と焦燥と自棄の空気が漂っていた。大学入学が決まっている者、浪人確定者、就職組等、夫々が人生の分岐点に立っている。
    石井英夫は陸上競技でスポーツ特待生の待遇で大学進学することについて悩んでいた。姉と姉のヒモ・滝沢との三人の生活もすさんだ気持ちに拍車をかけていた。
    英夫は仲間の中山・木内・南と、英語の女教師・松宮和子を犯す計画をたてる。決行の時間が来た。英夫が入学金納入の為銀行に行っている間に、南らは和子を教室に誘い出して暴行を始めるが目的を達しきれない。かけこんで来た英夫の手にはナイフがあった。南たちは逃げ、和子のパンティを手に取った英夫と和子はギラギラした衝動で争った。宇崎先生がかけつけ、英夫は飛び出していく。
    大学への入学金を収めなかった英夫。その夜、英夫を同級生の蘭子が訪ねて来た。医者の息子で浪人が決まっている一郎との駆け落ちを助けてほしいと。一郎は猟銃を持って出て来た。蘭子と一郎は二人で車をぬすみ出し逃亡する。残った英夫は和子を誘い出す。英夫はそれを見て走り去る。
    一郎と蘭子はモーテルに入る、それはまだ幼いSEXだった。一郎は英夫を呼んだ。三人で楽しくやっている最中に、蘭子の母と一郎の父が現われた。一郎は猟銃を両親に向けて構える…。


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    販売・配信

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