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1976年11月27日 公開

  • 学生情婦・処女の味

    主演
    八城夏子
    出演
    宮下順子 /遠藤征慈 /牧れいか /清水国雄 /八代康二 /中平哲 /河野弘 
    監督
    小原宏裕
    脚本
    いどあきお
    その他
    スタッフ
    プロデューサー/岡田裕  撮影/山崎敏郎 照明/高島利隆 録音/紅谷愃一 美術/菊川芳江 編集/井上治 ーー撮影山崎敏郎 照明/高島利隆 録音/紅谷愃一 美術/菊川芳江 編集/井上治 助監督/飛河三義 
    音楽
    真鍋理一郎
    解説
    心中未遂の子猫のような女高生と、中年の暴力団員との奇妙な愛とほのかな心のふれあいを描く。脚本は『㊙色情めす市場 』のいどあきお、監督はヒットメイカー・小原宏裕。
    あらすじ
    陰のある男にふと拾われた少女。奇妙な出会いの中で愛と性の葛藤が生まれ、そして、ほのかな心の通いが始まった。 異常なシチュエーションのなかで中年男と少女の交情を描くこの作品は、『㊙色情めす市場』の天才脚本家・いどあきおによる脚本。才腕小原宏裕監督の演出、子猫のような愛くるしい眼とかもしかのような肢体で日活のポープとなった八城夏子の体当たり演技が見もの。新人だった八城をバックアップする宮下順子は貫禄十分。

    ■ストーリー
    風雨の夜の浜辺で、レンタカーのなかに排気ガスを誘導して達夫と心中を計った弓子は、神山という中年男に拾われて、近くのモーテルで一夜を過した。翌朝、弓子はノックの音で目が覚めた。部屋に男の姿は見えず、弓子はたった一人で、しかも全裸だった。入って来た管理人から、達夫も助かったことを聞かされた弓子は、無性におかしくなって笑い出した。よれよれのセーラー服姿の弓子が商店街を歩いていると、中年の男が弓子をラブホテルに誘い込んだ。二人は喘ぎ、燃え、そして果てた。その時、弓子は管理人から聞いた神山のことを思い出した。神山は、脇腹に一年前の鉄砲玉が入っている村松組の暴力団員だった。弓子は、男に「わたし、村松組の女なの」とつぶやいた。中年男は、そそくさと衣服をつけて、一万円札を数枚置いて逃げ出した。神山は村松組と縄張を争う黒潮会から狙われて、村松ビルの地下に隠れていたのだった。そこへ弓子がやってくるのだが…。

    (2023年1月11日 DVD発売)
    販売・配信

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