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1975年10月 4日 公開

  • 新・レスビアンの世界 -陶酔-

    主演
    五十嵐ひろみ
    出演
    二條朱実 /山科ゆり /岡本麗 /秋津令子 /森みどり /影山英俊 /言問季理子
    監督
    西村昭五郎
    脚本
    いどあきお
    その他
    スタッフ
    プロデューサー/樋口弘美 企画/栗林茂 撮影/山崎善弘 照明/新川真 録音/橋本文雄 美術/渡辺平八郎 編集/山田真司 助監督/鴨田好史
    音楽
    畠山明博
    解説
    熱烈なファンの支持を集める『レスビアンの世界』シリーズ第3弾!五十嵐ひろみ・二條朱実・山科ゆり・岡本麗が妖しき甘美な 世界を繰り広げる。いどあきお脚本、西村昭五郎監督作品。
    あらすじ
    セピアの夜に妖しい女の裸身がふたつ…
    あふれる蜜をなめ はなびらをつみあう
    女だけの世界―
    深く、もっと深く沈めて…
    果てることのない愛の陶酔をむさぼる
    <おんな>と<女>

    ■解説
    ロマンポルノの豊富なフィルモグラフィーの中で、「レズビアン」をテーマとした作品は高い人気を集めて様々な作品を生んできた。後年の「百合族」はブレイクしてコミックや小説などで社会的にも大きなジャンルとして認知され、ロマンポルノが生んだ功績といえるだろう。
    後に広がっていくこのジャンルを切り開いたといえるのが、『レスビアンの世界』シリーズだ。
    『レスビアンの世界 恍惚』が1975年2月に公開されヒット、続いて同年6月には『続・レスビアンの世界 愛撫』が公開されこちらもヒット、2本のヒットを受けての3作目が本作『新・レスビアンの世界 陶酔』で同年10月の公開、8カ月の間に3本を企画製作公開というペースはいかにこのシリーズが高い支持を受け興行実績を作っていたかが伺える。
    シリーズといっても特定のキャストや登場人物による続編ではなく、独立した企画とストーリーであり、2作のヒットを受けてよりいっそう企画、切り口や見せ場に官能的な深みが加わり、シリーズでも屈指の作品となっている。
    出演は新鮮な魅力で抜擢された五十嵐ひろみとトップ女優の二條朱実・山科ゆり・岡本麗といった顔ぶれが揃い、妖しき世界を繰り広げている。
    脚本は『(秘)色情めす市場』のいどあきお、監督はミスター・ロマンポルノこと西村昭五郎。
    ※オリジナル公開時データ「レスビアン」に基づき資料作成しています。

    ■ストーリー
    タエはアパートの女子寮に住んでいた。その魅力に交際を求めてくる男は多かった。自動車修理工の五郎はタエに憧れしつこくつきまとっていた。五郎が気味悪く、タエは不安になってさなえに電話をかけテレフォン・レズが始まった。 五郎にも咲子というセックス・フレンドがいるが、一見がさつな咲子の良さがわからない。五郎は街でさなえと梨枝がからみあうようにしているのを見かけ、タエに知らせた。さなえと梨絵が全裸で戯れている。それを盗み見ていたタエはショックにうちのめされた。さなえによって処女を失い、レズの性愛に溺れてきたタエであった。嫉妬と悲しみは大きかった。タエはさなえから離れようと五郎と交際をはじめた。心変りを察したさなえは、無理矢理タエを部屋に連れ込んだ。「これが男よ、こんなものがいいの!」と巨大な男根に似せたコケシをタエの口や下半身につきつけた。
    愛欲の恐しさを思い知らされたタエは故郷に帰る決心をした。最後の思い出にタエは五郎に抱かれた。初めての男性体験、だが五郎の愛撫は不器用であっけなく果ててしまう。そこに陶酔はなかった。
    タエの肉体はもう女でしか燃えあがることができなくなっていた…。

    (2022年9月2日 DVD発売)
    販売・配信

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