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1975年5月17日 公開

  • 信州シコシコ節 温泉芸者VSお座敷ストリッパー

    主演
    秋津令子
    出演
    丘奈保美/高橋明/島村謙次/木島一郎/谷本一/玉井謙介/水木京一/庄司三郎/吉川マリ/森みどり/宝京子/宝高子/宝エリ子/宝ますみ/舞純子/ゼニー・アリス
    監督
    白井伸明
    脚本
    今野恭平
    その他
    スタッフ
    撮影/安藤庄平 照明/新川真 録音/紅谷愃一 美術/大村武 編集/西村豊治 助監督/加島春海 記録/君塚みね子
    音楽
    奥沢散策(=山本直純)
    解説
    無邪気なストリッパーとそれを担ぎ出す中年三人組、それを利用するサギ師二人がかもしだす中年の哀歓を描く艶笑喜劇。脚本は「房総ペコペコ節 おんな万祝」の今野恭平、監督も同作の白井伸明、撮影は「主婦の体験レポート おんなの四畳半」の安藤庄平。
    あらすじ
    花の蕾のはじらいを かなぐりすてて花電車!
    桃か桜のピンクの肌か 湯煙信州泣き笑いポルノ記!!


    ■解説
    ストリップで全国的に有名な信州・上山田温泉。その上山田に一か月に及ぶ長期ロケを敢行し、監督白井伸明が腰をすえて、じっくり取り上げた十八番、ふるさとポルノシリーズ・信州の巻。
    悲しくも無邪気なストリッパーとそれを担ぎ出し、利用しようとする詐欺師二人組がかもし出す、ばかばかしいくらいの中年の哀愁と芸能界への風刺をまじえた痛快コメディー。
    出演は、秋津令子に丘奈保美、森みどり。そして美人ストリッパー宝京子。


    ■ストーリー
    信州・上山田温泉の入口・戸倉駅のホームに、宝京子一座が降り立った。彼女たちを迎えるのは、この町の中年御三家・焼跡派を名乗る医者、農協、副団の三人組に、上山田町消防団と染めぬいたハッピ姿の楽隊。その演奏は小学校のブラスバンドより下手くそながら、一同まじめに演奏している。三人組のお目当ては、ベッキー・メロン。ふっくらとした頬につぶらな瞳、まだおさげ髪がよく似合うストリッパーである。三人組はベッキーに公平にキスをしてもらってニンマリ。この三人「ベッキーを守る会」を作って、互いにぬけがけなしの会則でたいした熱の入れようである。それを横目でじっくり見ていたのは、通りがかりのサギ師パイナップルである。なぜベッキーだけがもてるのか。その理由はベッキーの十八番「泣き節」だった。“ふるさと離れていく山河、いま来し方を眺むれば、ああ、あわれベッキー・メロンの物語”この踊りが終ると、三人の顔は涙でくしゃくしゃになってしまうのだ。一方、サギ師パイナップルは仲間のパーマと画策し芸能界のベテラン大プロデューサーに扮して、三人組に近づきベッキーを山口百恵のような大スターに育ててあげよう、と持ちかけた。そのためには、かなりの売り込み軍資金が必要だと三人を説得する。ベッキーのためならと、全然パイナップルを疑うことなく、医者、農協、副団は喜こんで五百万円を用意した。そして、その五百万円を囲んで、芸者、ストリッパー入り乱れての「ベッキーちゃんおめでとう大宴会」が展かれた。ところが、ベッキーはいつのまにやらサギ師のパーマといい仲になり、二人で駆け落ちの約束をしている。そしてまた、ベッキーとパイナップルのお尻には同じ三ツ星のアザが……。ドンチャン騒ぎのうちに上山田の夜は更ける……。
    販売・配信

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