1975年5月10日 公開
-
-
赤線飛田遊廓
- 主演
- 片桐夕子
- 出演
- 星まり子/丘奈保美/南寿美子/大山節子/堺美紀子/高山千草/花上晃/益富信孝/谷文太/坂本長利/八代康二/高橋明/影山英俊/小泉郁之助/近江大介
- 監督
- 西村昭五郎
- 脚本
- 宮下教雄
- その他
スタッフ - プロデューサー/伊地智啓 企画/栗林茂 撮影/山崎善弘 照明/高島利隆 録音/木村瑛ニ 美術/徳田博 編集/鍋島惇 助監督/浅田真男
- 音楽
- 山野狩人(小杉太一郎)
- 解説
- やぶれ襖に西日のかげり 紅の香流れる大阪飛田…
女の哀歓に通天閣の灯がまたたく! - あらすじ
- ■解説
片桐夕子。高校を卒業後銀行員となるも、すぐに最後のニューフェイスとして日活に入社。そして、ロマンポルノ製作開始と同時に〝ロマンポルノ女優第一号”となった、まさに芸歴そのもがロマンポルノの歴史と言っても過言ではない名女優である。そんな片桐夕子が戦前の飛田遊郭を舞台にたくましく生きる女郎を演じたのが本作である。赤線を自力で脱出しようとする姉と、男に流されていく気弱な妹の姿をお色気、ペーソス、おかしさたっぷりに描く。
共演は『現代娼婦考 制服の下のうずき』の星まり子、『赤線玉の井 ぬけられます』の丘奈保美のほか、大山節子、南寿美子、堺美紀子ら豪華メンバー。監督はロマンポルノ第一号作品『団地妻 昼下りの情事』以降84作品ものロマンポルノを撮影した名匠・西村昭五郎。
■ストーリー
昭和十三年。大阪飛田の遊郭・第三寿楽に加代という売れっ子女郎が働いていた。その妹で、松島の遊郭で働いていたつや子が突然第三寿楽に移籍してくる。加代とつや子の母親は性悪で、娘たちの稼いだ金をあてにしては若い男と遊び狂っていた。特に加代がすぐ母へ小遣いを渡してしまうため、加代を監視するためにやってきたのだった。
初物好きの土建屋の客とトンデモナイお座敷遊びに青息吐息したり、性病の定期健診を受けたり、加代のもとにやってきた母を追い払ったり、なんとか自力で赤線から抜け出そうとあがくつや子。
だが、加代に肺病が見つかる。死期が近づく中、加代のヒモ・音次は、それでも加代と交わろうとつや子の目の前で加代に襲いかかる…。
(2025年3月5日 DVD発売) - 販売・配信