作品データベース

1975年4月12日 公開

  • 大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート

    主演
    ひろみ麻耶
    出演
    益富信孝 /丘奈保美 /粟津號 /木 /島一郎 /たけうちのぶし /織田俊彦 / 藤ひろ子 /しば早苗 /扇アリサ /宮崎あすか
    監督
    曽根中生
    脚本
    大和屋竺
    その他
    スタッフ
    企画/五味春雄 製作/海野義幸 撮影/森勝 美術/山本陽一 川船夏夫 録音/片桐登司美 照明/小林秀之 編集/鍋島惇
    音楽
    多摩零
    解説
    思うように歓び、思うように喘いでくれるんだからたまらない―
    あなも一度どう!?

    あらすじ
    ■解説
    鈴木清順監督がもしロマンポルノを撮ったら?映画ファンの妄想に応えるような、ロマンポルノ史上最大のシュール&カルトエロス作品!
    極寒の地・南極で使われている高性能ダッチワイフBB号。医師が情熱を持って作ったこのBB号を愛した調査隊隊員は、このBB号を愛したあまりに、生身の女には欲情しなくなってしまう…。シュールな設定と描写が全編に展開される、謎オモシロの脚本を書いたのは大和屋竺。『殺しの烙印』等数々の鈴木清順作品の脚本を書き、監督としても『愛欲の罠』など唯一無二のオリジナリティーに満ちた作品を生んでいる才人。監督は鬼才・曽根中生。二人共、鈴木清順監督の脚本製作集団「具流八郎」メンバーの一員。人形と人間(生身の女)といったモチーフは大和屋作品では度々取り上げられているが、現在のVR(バーチャルリアリティー)やメタバースをすでに先取りした面白さをロマンポルノという土壌でコミカル&シュールに展開した問題作といえるだろう。南極のセットや、ワイン・シーン、驚愕のラスト等、見どころ満載、今こそ再発見されるべき面白さに満ちた刺激的作品!
    出演はひろみ麻耶・益富信孝・丘奈保美・粟津號。

    ■ストーリー
    永い間の禁欲生活で次第に殺気立って来る南極派遣の調査隊員たちに頭をかかえた、隊員たちの健康を管理する大森医師は、ダッチワイフを使用した。まるで人間の女そっくりにくねらせるBB(人形)に隊員の小笠原は歓喜のうちに果てた。やがて帰還した大森博士は、次回の派遣の用意に新しいダッチワイフを、前回の製作者久生に依頼した。大張り切りの久生は、新しい作品のモデルには助手の桑田の恋人、秋元マリ子に頼んだ。美人でグラマーの女子大生のマリ子は、小遣い稼ぎにと、二つ返事で引き受けた。一方、小笠原はBBの後遺症にかかり、恋人の西川三重子を抱いても、さっぱり燃えない。そこで小笠原は大森医師に相談した。慌てたのは大森で、BBを帰還直前に焼き捨てたことになっているのだが、実は彼が秘かに持ち帰り、自分が愛玩していたのだ。さて、久生の仕事場では、マリ子をモデルにして新しいダッチワイフの製作にとりかかっていた……。

    (2023年11月8日 DVD発売)
    販売・配信

一覧へ