1975年1月25日 公開
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赤線本牧チャブヤの女
- 主演
- ひろみ麻耶
- 出演
- 二條朱実/ 山科ゆり/ 芹明香/ 絵沢萠子/ 片桐夕子
- 監督
- 白鳥信一
- 脚本
- 佐治乾
- その他
スタッフ - 企画/栗林茂 プロデューサー/樋口弘美 撮影/畠中照夫 美術/大村武 録音/神保小四郎 照明/川島晴雄 編集/井上親弥 助監督/浅田真男
- 音楽
- 穂口雄右
- 解説
- 「赤線」シリーズ三作目。昭和初期の横浜を背景に、男たちの愉しみだけに供せられた“チャブヤ”の女たちの哀歓を描く。豪 華女優陣、ひろみ麻耶・二條朱実・山科ゆり・芹明香・片桐夕子勢揃い!
- あらすじ
- 夜風、潮風 恋風の港ヨコハマ…
外国航路の男たちを待って情炎を燃やす女!
横浜・本牧にくりひろげられる日活得意の「赤線」官能シリーズ大作!!
■解説
横浜・神戸などの港町に、船員や外国人を相手にした手軽な料理店で、女をおいて売春をさせていた店があった。いわば“赤線、青線”をかねた洋風の料理店で通称チャブヤ。横浜では本牧(ほんもく)に沢山あった。この作品は出船入船で賑わう昭和の初期、国際都市横浜を背景に、男たちのたのしみに供されたチャブヤの女たちの夜の哀歓をなつかしのヒットメロディ“別れのブルース”にのせて描くもので、日活得意の赤線シリーズ第3弾。
出演はひろみ麻耶、片桐夕子、二條朱実、芹明香、あべ聖、絵沢萠子、というトップ女優陣に加えて、坂本長利・小泉郁之助・雪丘恵介らの個性派が勢揃いした豪華キャスト。
監督は『赤線最後の日』で注目を集めた白鳥信一。
■ストーリー
昭和の初め、横浜港の近くにある本牧岬。その一角にあるホテルと称する洋館風の建物が並ぶ特飲街。人呼んで“チャブヤ”という。大和田アキが売られて来たのは「太陽ホテル」で、処女の彼女は七、八回も水揚げ式をやらされた。女たちの面倒をみている洋子は、アキを女アンマの福原とみの家に連れていった。とみに性技を教えてもらい、床上手になったアキは、次第に売れっ子になっていった。とみの使い走り兼SEX相手の太郎は、アキに惹かれ、アキも同じ気持ちでついに二人は関係を持つが、それがとみに知れてしまい、太郎は折檻される。その頃、同僚の君江はもっと金の儲かる満州へ売られていった。不況の荒海の中で二・二六事件が勃発、世情の不安は広がるばかりだった。やがて、本牧の噂を聞いた日本人客たちの姿も多くなっていたある日、アキは佐久間と武藤の二人の男を相手にしたが、二人のしつこさに怒って、傷害事件を起こしてしまった…。昭和16年。チャブヤは廃止され、アキは敗戦の年の暮に他殺死体となって発見されたが、犯人は判らず仕舞いだった…。
(2023年3月3日 DVD発売) - 販売・配信