作品データベース

1973年11月21日 公開

  • 性教育ママ

    主演
    二條朱実
    出演
    司美智子 /片桐夕子 /中川梨絵 /潤ますみ /高橋明 /石津康彦 /谷本一
    監督
    加藤彰
    脚本
    石堂淑朗
    その他
    スタッフ
    原作/泉大八(週刊文春連載) プロデューサー/岡田裕 撮影/萩原憲治 美術/土屋伊豆夫 録音/橋本文雄 照明/熊谷秀夫 編集/山田真司 助監督/上垣保朗
    音楽
    世田守
    解説
    夫だけのセックスでは充たされない団地のヤング・ミセスたちの、セックス・アバンチュールを描くオフビート感覚を先取りし たエロスコメディ。脚本は大島渚や実相寺昭雄作品の石堂淑朗、監督はロマンポルノを代表する名匠・加藤彰。
    あらすじ
    あな恐ろしや女の性欲
    精魂かけた土曜の夜…
    花芯のほてり おさまりやらず!

    ■解説 初期ロマンポルノの『恋狂い』『愛に濡れたわたし』において、深みのある文学的な内容を成人映画の土壌に展開し、その尖鋭性が近年高く評価されている加藤彰の傑作コメディ。
    脚本は大島渚の『日本の夜と霧』、吉田喜重の『水で書かれた物語』、実相寺昭雄の『無常』、今村昌平の『黒い雨』等で知られ日本映画を代表する脚本家の石堂淑朗。異能の天才同士が初期ロマンポルノの土壌で、エロティックコメディというジャンルで才気を競い合った異色の問題作!
    メカニック化される現代社会。複雑化する会社機構。当然サラリーマンの生活は一つの機械の部品として精神的・肉体的消耗はさけられない。そんな彼らにとって大きな負担は週一回のセックスである。 団地に住むヤング・ミセス達の性欲は夫だけのセックスでは充たされず、童貞教育その他様々なアバンチュールを楽しみ、充たされない生活を謳歌する。これは団地生活を送るヤング・ミセス達の性生活を週刊文春に連載されていた泉大八原作のユーモアポルノ小説を原作に監督・加藤彰が描いている。ベテランの司美智子がロマンポルノに初登場した作品でもある。様々な女優も競演し、妖艶な魅力で迫る日活ロマンポルノの2周年記念映画。

    ■ストーリー
    ある団地に住むヤング・ミセス四人、ノブ子、幸代、スミエ、レイ子は、開放的であらゆる欲望に対して行動を共にする仲間意識で結ばれていた。彼女たちの夫は仕事の疲れのせいか、セックスもとぎれがちで彼女たちの性欲はなかなか充たされない。そこで、四人はさまざまなアバンチュールを楽しんでその欲求を充たしていた。ある土曜日、四人は電車の中で知り合った童貞男・谷村を誘惑し、ホテルに連れ込み四人がかりでセックス教育して久方振りにセックスを楽しんだ。一方、夫たちも、久し振りにセックスのない土曜の夜を過し、日曜の朝の素晴らしさを味わい、いかに女房族の性欲を静めるか、あれこれ考えるのだった。そんな時、若い夫婦、市川と町子が団地に引っ越してきた。どうやら二人はまだ童貞と処女らしく、セックスはうまくいかない。それを知ったヤング・ミセスたちは、市川にセックス教育をし、同時に、夫たちには若い処女妻を与えることによって、お互いのセックスを満足させようと考えた。やがて、童貞・市川へのセックス訓練は成功。一方、処女を与えられた夫たちは大ハッスルで、町子にかわるがわるセックス教育をする。若い市川と町子にとっては強烈な教育だった。それ以来、二人のセックスは誰かに見られなければ悦びを得られない異常なものへと発展していった。ミセスたちは、そんな二人のセックスを満足させるために、谷村を加え、撮影会を開催した。興奮する市川と町子。それは異常な高まりとなり、ミセス達の興奮が頂点に達し、谷村を交替で攻め、歓喜の声を上げながら、性欲を満足させ、撮影会は大成功した。数日後に試写会がおこなわれたが、思わぬ所でフィルムが入れ違ってしまっていた…。

    (2023年1月11日 DVD発売)
    販売・配信

一覧へ