1973年9月22日 公開
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日活スウェーデン・ポルノ 蜜のしたたり
- 主演
- ソルベイ・アンダーション
- 出演
- ペーデル・シンバーリ /レナ・ベックマン /エーゲル・ホルムセン /アネット・アルビドション
- 監督
- 加藤彰
- 脚本
- 宮原和男・加藤彰
- その他
スタッフ - 製作/三浦朗 撮影/安藤庄平 日本語字幕/山崎剛太郎
- 音楽
- 池野成
- 解説
- 噂の「日活スウェーデン・ポルノ」第二弾!監督と精鋭スタッフを、ポルノの本場スウェーデンに送り、現地ポルノスターをキ ャスティングして現地製作した驚愕の「SEX大作」!加藤彰監督作品。
- あらすじ
- 雪煙の彼方に消えた魅惑の女・エヴァ!
官能のうねりに酔うコペンハーゲンの夜!
■解説
日活がスタッフをスウェーデンに送りこみ、現地で製作する驚愕の企画シリーズ「日活スウェーデン・ポルノ」、第二回作品!アダルトジャンルの歴史において、「外人・金髪」をテーマとするものは特別の人気を集めてきた。70年代に性開放のイメージから「ポルノの本場」としての幻想を集めていたスウェーデンを舞台とした企画が考案された。輸入洋画ポルノを逆手にとって、企画を日活で立てて脚本を作り、監督と撮影監督をスウェーデンに送り込み、現地のキャストで製作する、という驚くべき企画、それが「日活スウェーデン・ポルノ」だ。
本作は斬新な企画と製作方法の企画第二弾作品。まさにロマンポルノが生んだ歴史的珍品、鑑定団も真っ青のお宝映画。しかしながら決してキワモノではないところがロマンポルノの奥深さ。
「ロマン・ポルノ製作から一歩前進、ポルノ産業の先進国、スウェーデンに監督を派遣して世界の市場へ輸出を試みた日活が、スウェーデンの男女優を登場させて製作されたもので、わが国へも逆輸入の型で登場することになった。ポルノ解禁国で日活の加藤彰監督が撮るという新しい試みは、世界各国でも注目されている。その第2弾がこの作品で、セックス描写に定評のある日活ロマン・ポルノが積極的な製作姿勢で、ポルノファンへ贈る最高のプレゼントとなるであろう。(プレスより)」
撮影は『泥の河』『麻雀放浪記』等の名人・安藤庄平。監督は洗練された前衛性が近年再評価の高まる加藤彰。
■ストーリー
アイス・ホッケーの花形選手アランは、試合終了後ゴールキーパーのヤンから、アランのファンに贈られたシャンペンを渡される。送り主はエヴァという女性だった。アランが外へ出ると女性が待っていて微笑みかけてきた、エヴァだった。 その夜、エヴァはアランの愛撫の中で、官能の海をさまよいながら歓喜の声をあげた。翌日アランはチームメイトとともにストックホルムへ帰った。駅には妻のウラが待っていた。二人はまだ結婚一年目だが、抱かれても燃えない性的に未熟なウラにアランは嫌気がさしていた。帰ると早々にセックスフレンドのインゲルから連絡が入り、アランは一日中彼女とセックスを楽しむのだった。
一方、一人残されたウラは、セックスカウンセラーのアドバイスでようやく元気になり、翌朝帰って来たアランを迎え入れるが、疲れたアランは彼女を抱こうともしなかった。失意のウラがスナックで一人酒を飲んでいると、ヤンが現れて慰められ誘われるままに知人のパーティへ連れていってもらう。
そこへインゲルを伴ったアランが現われ呆然とするが、アランは気にもとめない態度だ。
やがて大広間では、セックス・パーティが始まっていく。
アランは、仮面をつけたショウダンサーの中にエヴァを発見した。インゲルが他の男に抱かれていることなど、アランにとってはどうでもよかった。アランはエヴァに声をかけたが、彼女は冷たい視線を向けただけで、セクシーな踊りを終えると、仲間たちと会場から姿を消してしまった…。
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