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1972年5月27日 公開

  • 続・色暦大奥秘話 淫の舞

    主演
    小川節子
    出演
    花柳幻舟 /山科ゆり /真湖道代 /橘田良江 /三川裕之 /雪丘恵介 /大泉隆二
    監督
    林功
    脚本
    新関次郎(=大工原正泰+松本孝二)
    その他
    スタッフ
    企画/岡田裕 撮影/山崎善弘 照明/松下文雄 録音/紅谷愃一 美術/菊川芳江 編集/山田真司  助監督/中川好久
    音楽
    月見里太一(=鏑木創)
    解説
    大ヒット『色暦大奥秘話』を凌ぐ、豪華絢爛時代劇ポルノ第2弾!時代劇ポルノ女優として大人気の小川節子主演。 林功監督作品。
    あらすじ
    濡れど流されぬ悲しい宿命(さだめ)…
    女の性(さが)に悶え、恍惚を極めた
    美女三千の世界―大奥!!

    ■解説
    日活ロマンポルノの製作は『色暦大奥秘話』(小川節子主演)から始まった。『団地妻 昼下りの情事』(白川和子主演)と併映で公開されて大ヒットを記録、以来ロマンポルノは17年の歴史を続けていくことになる。「団地妻」という時代のキーワードと、「時代劇ポルノ」というクラシカルな企画双方を併せて、歴史ある日活が成人映画に踏み込んだことがロマンポルノが成功する秘訣となった。
    『色暦大奥秘話』で主演抜擢された小川節子はスターとなり、主演の時代劇ポルノはロマンポルノのドル箱企画として本数を重ねていく。本作は大ヒットした前作に続き企画製作された第2弾。より官能色を増し、日活撮影所ならではの豪華なセットと衣装で絢爛の大奥ポルノとして前作を上回る出来栄えとなった。
    出演は主演の小川節子、ヌード日舞で当時数々の話題を呼んでいた花柳幻舟、新進ホープとして人気急上昇の山科ゆり、ベテラン真湖道代、という万全のキャスティング。前作同様に脚本・新関次郎、監督・林功のコンビとなっている。

    ■ストーリー
    十二代将軍家慶は、大奥で御客会釈の藤岡の世話により、御中臈のおるりを日夜抱いていた。
    藤岡の先輩格で、おせきを推薦している雲井は不満を抱いていた。藤岡と雲井の対立は大奥の女の戦いの象徴であった。 藤岡はおるりが懐妊したことを聞く。将軍の力が弱く不成功に終った。将軍の子を産めば怖いものはなく、最高の出世となることを喜んだ。
    一方、雲井はレスビアンである御年寄・稲葉の相手の局を慰めては、おせきへの将軍のお声がかりを頼みこむ。甲斐あって願い通りおせきは将軍と床を共にすることになった。代償として稲葉の局は雲井に迫り、狂おしく燃え上がっていった。翌朝、戻って来たおせきから、将軍の力が弱く不成功に終わったことが明かされ消沈する。
    おるりの懐妊により、稲葉の気持ちも変化してしまい、レズビアンの相手は雲井から藤岡へと変わってしまった。雲井の権力は落ちてしまい、その心は口惜しさに張り裂けんばかりだった。雲井は桐本啓之進を訪ねる。表向きは下級武士だが実は忍者である啓之進に大奥に忍び込むように頼む。大奥では伊賀者が護衛にあたっていた。雲井と啓之進は幼少時からの知り合いで、大奥へ上るまでの恋人でもあった。二人は激しく求めあった、雲井はその精液を体一杯に欲しがった。戻った雲井はおせきを床に呼ぶ。体内に潜めた啓之進の精液を、おせきに移していく。なんとかしておせきに子を宿す為であったが、空しく水泡に終わり、藤岡の権勢は増すばかりとなった。
    雲井の部屋へ啓之進が忍び込んで来た。雲井は啓之進におせきを抱かせた。事が終ると忍びの術でおせきを眠らせた。伊賀者の護衛が迫っていた…。

    (2022年9月2日 DVD発売)
    販売・配信

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