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1972年3月29日 公開

  • ラブハンター 熱い肌

    主演
    田中真理
    出演
    相川圭子/吉沢健/織田俊彦/水木京一
    監督
    小沼勝
    脚本
    萩冬彦(=小澤啓一)
    その他
    スタッフ
    企画/三浦朗  脚本/萩冬彦(小澤啓一)  撮影/前田米造  音楽/世田のぼる  美術/渡辺平八郎  照明/高島利隆  録音/秋野能伸 編集/鍋島惇  助監督/田中登
    音楽
    世田のぼる
    解説
    田中真理主演、初の人妻に扮したエロティックシーン満載の官能作品。小沼勝監督作品。
    あらすじ
    夜が訪れる―
    サディスティックな夜がまた訪れる―
    私の狂った官能が燃え上がる!

    ■解説
    田中真理はTVドラマ「サインはV」等に出演後、日活がロマンポルノへと路線変更した1971年『セックス・ライダー 濡れたハイウェイ』でロマンポルノ初主演。日本人離れしたモデル並みの美貌と抜けるような白い肌を惜しげも無く晒す大胆な艶技で人気となり、初期ロマンポルノを代表するスターとなった。白川和子、片桐夕子に続く“ロマンポルノの星”として注目され、アイドル的人気を得る。警視庁に摘発された作品が多かったことから“警視庁のアイドル”とも言われた。反体制の象徴のような存在として、ロマンポルノを超えた時代のスターとなっていった。まさにロマンポルノという時代を体現する大スターと言えるだろう。
    本作では初の人妻に扮し、官能にまみれていく様を大胆なエロスシーンの連続の中に演じて、ブレイクするきっかけとなった。みずみずしい姿態が眩しく輝く記念碑的一作。
    不能の夫にサディスティックな愛撫を強いられ、火照る躰を持て余している人妻が、行きずりの若い男との出会いから、意外な事件にまきこまれていく。監督はロマンポルノの巨匠・小沼勝。共演は相川圭子・吉沢健・織田俊彦・水木京二。

    ■ストーリー
    矢野志摩子はハイウェイを東京に向かって飛ばしていた。若い二人の男と一人の女に止められて、三人を乗せた。周一と名乗る男が助手席に乗った。男は志摩子のパンティに指をすべり込ませてきた。後ろでは男と女が歓喜の声を上げていた。
    志摩子は、かつて自分が運転する車で事故を起こして同乗していた夫・和彦を性的不能にしてしまい、欲求不満の毎日を送っていた。和彦は不能の代償としてサディスティックな愛撫を強いるのだった。志摩子は火照る肉体をもてあましていた。
    ある日、志摩子は結婚前のプレイメイト祐介を久々に呼び出して、官能の渦にのまれていく。多摩川の土手でカーセックスの最中、頂点の頂きでサイドブレーキがはずれ、車が坂をころがり落ちてしまった。志摩子は一命をとりとめたが、祐介は息絶えていた。それを周一が目撃していた。和彦は、社会的地位を利用してこの事件をもみ消した。周一は現場写真をネタに金を要求してきた…。

    (2022年7月6日 DVD発売)
    販売・配信

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