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1971年12月11日 公開

  • 日活スウェーデン・ポルノ 欲情初体験

    主演
    シーア・ローグレン
    出演
    アニカ・エンストロム /トーマス・スチィムッザー /パール・オーカーソン /ブリットマリエ・ラルソン
    監督
    クリスタル・ホルグレン
    脚本
    皆川昇
    その他
    スタッフ
    プロデューサー/福島一良
    解説
    噂の「日活スウェーデンポルノ」女学生篇!ポルノの本場スウェーデンを舞台にして「製作逆輸入」するというウルトラ企画! 本場スタッフ&キャストによる興奮必至の問題作!
    あらすじ
    スエーデン女学生の性癖をえぐる!
    白い柔肌にほとばしる鮮血の花―
    衝撃!白夜に燃える性の狂宴!!

    ■解説
    日活がスタッフをスウェーデンに送りこみ、現地で製作する驚愕の企画シリーズ「日活スウェーデン・ポルノ」として、第一弾の『淫獣の宿』では監督・西村昭五郎&撮影・安藤庄平を現地に派遣、第二弾弾『蜜のしたたり』では監督・加藤彰&撮影・安藤庄平を同様に派遣して現地キャスト&スタッフで製作、という斬新な企画製作体制をとっていたが、本作では企画&脚本&製作を外部プロダクションに発注する、というスタイルをとっている様子である。ロマンポルノが後年「買取り」という外部発注体制をとるに至るが、それを先取りするかのような製作スタイルの模索を「日活スウェーデン・ポルノ」でも行っていたようだ。先の二作がロマンポルノテイストを残しながらのスウェーデン・ポルノという作品であったが、本作では監督含め本国での製作ということで、本場洋画ポルノの逆輸入版というべきより扇情的な作品となっている。
    まさにロマンポルノが生んだ歴史的珍品、鑑定団も真っ青のお宝映画。しかしながら決してキワモノではないところがロマンポルノの奥深さ。
    「スエーデンの女子大生ニコールは、叔父の書いたポルノの本を読みながら、主人公ユゲットの女の一生に興味と共に性の秘密と悦びを知っていくのだった。自慰にふけり、レズのめくるめくような愛撫、男性に対する憎しみ、犯される喜び、愛されているという幸せ―スエーデン女学生の性癖を描いたショッキングなスエーデン・ポルノ映画。(プレスより)」

    ■ストーリー
    女学生二コールは部屋のベッドで読書にふけっている。叔父・ルネの書いた本だ。
    「放課後、ユゲットはアランとジャンに路地裏で襲われ犯されてしまった。ふらつく身体で家に帰ったユゲットは裸になってシャワーを浴び、男たちの汚れた液体を洗い落とした。洗いながらふと、初めて自慰を覚えたときのことを思い出していた。ある暑い日、熱気のあまり裸でいるうちについ手が乳房から下腹部へと妖しく動き、汗と熱と快感に酔い、生まれて初めての刺激にまみれた自分を思い起こしていた。」
    二コールは本を閉じ、眠ろうとするが眠れないまま目を閉じて、自分の乳房を揉みだすのだった。息遣いは激しくなり、喘ぎ身悶えし、悦楽の沼に入り込んでいくのだった。翌朝、二コールは校庭の樹の陰で読書を続ける。
    「―ユゲットは友達のキャロルと湖畔でダンスに興じているうちに感情の高まりを抑えることが出来ず、もつれるように抱き合いお互いを愛撫しあった。二人の愛撫は激しく、はてなく続いていく。」
    二コールはロージーを自宅に呼び、本を読みながらお互い抱き合い、レズの陶酔に浸っていく。
    「ユゲットはアランとジャンを憎みながらも、再び二人の愛撫を受けるとそれを待っていたように身体は歓びに反応し喘いでいく…。」
    本が途中で切り取られていた。二コールは叔父のルネを訪ねて本の続きを問う。「あの続きは、まるで私みたい」、ルネは二コールを押し倒し、犯していく…。

    (2022年11月2日 DVD発売)
    販売・配信

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