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1972年5月17日 公開

  • 雨のヘッドライト

    主演
    田中真理
    出演
    武藤周作 /乱孝寿 /西川洋一 /曽野節子 /木島一郎 /小泉郁之助
    監督
    小沼勝
    脚本
    小沼勝
    その他
    スタッフ
    企画/松岡明 撮影/安藤庄平 照明/高島正博 録音/福島信雅 美術/桜戯苛(若松正雄) 編集/辻井正則
    音楽
    小杉太一郎
    解説
    舞い落ちる花びらにもにて しなやかな姿体は
    昇りつめ、そして果てた!
    田中真理が新魅力を放つ ハイウェイの天使!!

    あらすじ
    ■解説
    ロマンポルノが公開開始された1971年の年末、日本人離れした容姿の妖精・田中真理はロマンポルノに主演した。ロマンポルノデビュー作『セックス・ライダー 濡れたハイウェイ』ではその美しさが輝き、それまでの成人映画のイメージをはるかに超えたオーラに満たされていた。人気TV番組の「サインはV」等で人気となりながら、颯爽とロマンポルノに主演した田中は、後に摘発され女闘士として「警視庁のアイドル」と呼ばれ「ロマンポルノの星」から日本芸能史における伝説の女優となっていった。本作は田中真理の絶頂ともいえるエロティックな魅力が、ロマンポルノの巨匠・小沼勝によって引きだされた人気作。撮影は日本映画を代表する名撮影監督・安藤庄平。
    「はねかえるような若い魅力的な肢体を持つマキは、定期便運転手たちのアイドルだった。結婚を誓い合った男にだまされたことから、顔なじみの運転手征二の世話になり、次第に愛が芽生えていく。甘く楽しいマキの第二の人生が続くが、世帯を持つ征二の家庭を破壊することを恐れ、自ら姿を消していく。これはある娘の哀しくも激しい青春の1ページである。人気急上昇の田中真理が野心をぶつけるロマンポルノ大作。(プレスより)」

    ■ストーリー
    夜霧の東名高速道路を今日も定期便トラックのヘッドライトが近づいては消えて行った。名古屋の近くのドライブインに働く沢野マキは、その魅力的な若い肢体をドライバー達にふりまいていた。ある日、主人の木川は、客のいないのをチャンスとばかりマキを無理矢理引きたおし抱きしめた。しかし、マキは、ブラウスを破かれたが店を飛び出し、丁度居あわせた顔なじみの運転手静原征二にひろわれた。征二の車で、結婚を誓っている東京の小島の家を訪れたマキを迎えたのは、意外にも小島の妻ミツエであった。愕然と立ちつくすマキ。しかし征二の親身になってマキを思ってくれる好意に応え、もう一度やり直す決心をする。やがて征二とマキは、自然に結ばれるのだった。ところが、二人の関係は、征二の妻ヤスヨに発覚するところとなった。マキは、征二の家庭を考え、後髪をひかれる思いで征二の前から姿を消した。ヤスヨとの離婚を決意した征二は血眼になってマキの行方を捜し廻ったが、運転手仲間からマキによく似た娘が豊橋にいることを聞きこみ、すぐにかけつけた。そこはある農家だった。しかし、そこの主人はマキが少し前交通事故で死んだことを涙ながらに告げるのだった。

    (2023年11月8日 DVD発売)
    販売・配信

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