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1968年7月10日 公開

  • 女浮世風呂

    主演
    二本柳敏恵
    出演
    葉山良二久子 /岡崎二朗久子 /内田高子久子 /火鳥こずえ久子 /林美樹久子 /谷ナオミ久子 /辰巳典子久子 /美矢かほる 久子 /清水世津久子 /大月麗子久子 /乱孝寿久子 /S・クリケット 久子 /名和宏
    監督
    井田探
    脚本
    山崎巌
    その他
    スタッフ
    撮影/岩崎秀光 照明/石田清三郎 美術/黒沢治安 録音/アオイスタジオ 編集/金子半三郎 助監督/森河内長康
    音楽
    大森盛太郎
    解説
    これはスゴい!
    あッと息をのみ、思わず興奮させる本年度最高のおピンク大作!!
    九大ピンク女優がズラり!
    二分に一回の強烈エロティシズム!!

    あらすじ
    ■解説
    ロマンポルノ前夜の日活成人映画「プレロマンポルノ」シリーズ!
    日活ロマンポルノは1971年に始まり、日本最古の映画会社の成人映画への転身は社会的な話題となり新しい歴史を作っていくが、日活ではロマンポルノ以前にも成人指定の映画や、成人向けの内容を題材とした映画は作られていた。ロマンポルノとは違った魅力を持つ作品も少なくない。中にはロマンポルノを予見する作品やロマンポルノ以上に見どころの多い作品も多数存在している。鈴木清順監督の『殺しの烙印』もそういった一本である。「プレロマンポルノ」シリーズでは、ロマンポルノスピンオフシリーズの新枠として新たな視点からお宝的作品をリリースする。
    本作は「徹底したピンク映画のオールカラー超娯楽大作」として製作された成人映画。江戸時代徳川五代将軍綱吉治世、庶民の娯楽施設として栄えた「女浮世風呂」を舞台に、湯女に絡んだ秘密倶楽部の企みをお色気場面満載で描くエロス時代劇。湯女が奉仕する湯場で展開する女の生き血を吸う秘密組織の悪企みをお庭番が暴いていく、エロスと勧善懲悪のストーリー。キャストは葉山良二・岡崎二朗にピンク9大女優勢揃い!という顔ぶれ。ピンク9大女優の中には後にロマンポルノの「初代SMの女王」としてスターとなった谷ナオミも含まれているのは興味深い。また名和宏の出演には東映エロス映画からの影響も感じられる。風呂場、大奥エロス、レズビアン、外人エロス、等様々なエロスシーンを展開して、プレスには「二分に一回の強烈エロス!」を謳っている。本作の実績はロマンポルノ公開第一弾としてエロス時代劇『色暦大奥秘話』が生まれる道を用意することとなった。

    ■ストーリー
    徳川五代将軍綱吉治世の江戸。士農工商の身分制度の下、町人たちは浮世風呂に娯楽を求めた。そこでは湯女が男の身体を洗い、夜は二階座敷で客は女の若い肉体をむさぼり楽しむことが出来た。その頃江戸のあちこちで若い娘たちが次々に神隠しにあうという事件が発生した。とよ、なつ、ひで、初江たちはその犠牲者だった。
    一方、江戸城大奥の女中・初瀬と妙照尼は激しい同性愛にふけっていた。それを覗いていた寺社奉行の藤枝外記が隣家の御家人神林半三郎宅へ行くと、地下牢にはさらわれた女たちが潜んでいた。藤枝は金貸しの大和屋、回漕問屋の備前屋たちと計り、湯女たちをオランダからの密輸品の代償として外国へ売りとばしていたのだ。地下牢の女たちをやくざの黒兵衛や勘太が荒々しく弄んだ。大和屋はオランダ女のクリスティーナを藤枝に献上し密輸の便宜を得る、藤枝はその白い女体を獣のように貪り尽くすのだった。前からの湯女はオランダ船に運び込み、さらってきたしゅん・ともたちを新しい湯女として黒兵衛のもとで奉仕させた。 柳小路の長屋では行方不明になった初江を探して、遊び人の新三・大工の太吉らが血眼になっていた。新三はある日、浮世風呂で素人娘らしい湯女を見て怪しむ。太吉と一芝居打って大騒ぎを起して湯女のしゅんを助け出し、藤枝らの悪企みを聞き出した。実は新三は幕府目付役の下で働く隠密だった。新三は地下牢に閉じ込められていた初江たちを助け出そうとするが…。

    (2023年9月6日 DVD発売)
    販売・配信

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