毎月、衛星劇場にて放送されている、みうらじゅんがロマンポルノ作品を毎回テーマごとに紹介する
「グレイト余生映画ショー in 日活ロマンポルノ」。
ロマンポルノ誕生50周年、番組誕生10周年を迎えるにあたって、過貴重な番組アーカイブから、公式書き起こし。(隔週更新予定)
衛星劇場を含む最新の放送情報などはテレビのページよりご確認ください。
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第27回「変態」
■2014年3月放送「変態」
どうもこんにちは。みうらじゅんと申します。 「グレイト余生映画ショー In 日活ロマンポルノ -民俗学入門-」。 縮めてグレポミンの時間でございます。今回テーマは「変態」。 さて、どういう作品があるのでしょうか?皆さんと観ていきたいと思います。
その時、股間がうずいた… 今宵の教材は、飽くなき性の追求『ポルノレポート 変態』。誰にも言えないパンドラの箱、常識では測れない快楽の骨頂とは?初めて知った新たな自分… 赴くままに変態飛行… その瞬間から新たな歴史が始まる…。

■嬉し、恥ずかし、初H 変態の起源とその進化

■このおじさん変なんです…正常と異常の変態心理学
でも、動物界で人間は、変態なんじゃないかなとも思うんですよね。 正常位という言葉を考えてみてください。 人間がおごった気持ちでつけたことがお分かりになるでしょ? 動物界は基本バックスタイルなわけですから、それを人間だけが正常というのはどうか?
さあ、じゃあこの絵の中で一体誰が真の変態なのか?お分かりになりますでしょうか?

①縛られ側 ②プレイヤー ③絵師 ④見る側

じゃあ、人間界における変態とは何でしょう?


そういうことで今回の『ポルノ・レポート 変態』これは、かなり暗い作品で、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年製作 監督:ラース・フォン・トリアー 出演:ビョーク)を観た時のような気持ちがします。心して観て下さい。
それでは、今月のラインナップでございます。
『ポルノ・レポート 変態』 1976年製作。
『大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート』 1975年製作
『のぞき』 1983年製作。
『団鬼六監修 SM大全集』 1984年製作。
※各作品はamazon、FANZAをはじめする動画配信サービスにて配信中です。
自分はどうなんだろう?って考えながらご覧くださいませ。それではあなたもグレイト余生を!

出演・構成:みうらじゅん/プロデューサー:今井亮一/ディレクター:本多克幸/製作協力:みうらじゅん事務所・日活
衛星劇場では、サブカルの帝王みうらじゅんが、お勧めのロマンポルノ作品を紹介するオリジナル番組「みうらじゅんのグレイト余生映画ショー in 日活ロマンポルノ」を放送!
※人気コーナー「みうらじゅんのグレイト余性相談室」では、皆様から性のお悩みや、疑問を大募集!