毎月、衛星劇場にて放送されている、みうらじゅんがロマンポルノ作品を毎回テーマごとに紹介する
「グレイト余生映画ショー in 日活ロマンポルノ」。
ロマンポルノ誕生50周年、番組誕生10周年を迎えるにあたって、過貴重な番組アーカイブから、公式書き起こし。(隔週更新予定)
衛星劇場を含む最新の放送情報などはテレビのページよりご確認ください。
これまでの記事はコチラからご確認ください。
第22回「女教師」
■2015年6月放送 「女教師」
どうも、みうらじゅんと申します。「グレイト余生映画ショー in日活ロマンポルノ 民俗学入門」。今回のテーマは、「女教師」。
その時、股間がうずいた… 相談という名のステージで、男子の視線を釘付けにする。初恋配達人、女の先生。母性あふれる包容力が、大人の女の膨らみが俺の股間のチャイムを鳴らす。夕焼けに染まった教室で、ティッシュに綴った青春ラプソディ。もっと叱って!その瞬間から新たな歴史が始まる…。
今回のテーマは、「女教師」でございます。日活ロマンポルノには色々シリーズがございます。人気シリーズになって、何本も撮られてますね。僕は中学高校と男子校だったので、女教師という方を一回も見ずに死ぬことになりそうなんですけどね(笑)。一回も見ずに死ぬって、きついじゃないですか。そうなったのも自分が小学校の時に、あまり勉強ができなくて、心配した母親が中学から入れていけば、エスカレーター式で高校に入れる学校に通わせたためなんです。親に心配をさせてしまったことが、女教師を遠ざけてしまった結果になっちゃったんですよね。

だから原因は結局俺なんですよね。勉強ができなかったってことですよね。実際に見てないもので、現実を知らない分、妄想が広がっているっていうのはありますよね。後に女教師を知ったのは、こうした日活ロマンポルノということになりますから(笑)。
■教師になったワ・タ・シ 『女教師 生徒の眼の前で』


■起立!気をつけ!性 男子が求める理想の女教師
この作品を観て育ってしまったもので、僕の中での女教師のイメージがこういう感じなんですよね(イラストを出す)。


そんな妄想しながらぜひこの4本を観てください。
今月の「女教師特集」紹介したいと思います。
『女教師 生徒の眼の前で』
1982年製作。三東ルシアさん主演でございます。
『女教師 甘い生活』
1973年製作。市川亜矢子さん主演、小沼勝監督の作品です。
『女教師』
1977年製作。永島暎子さん主演。田中登監督作品。
『女教師を剥ぐ』
1981年製作。夏麗子さん主演。高橋伴明監督作品でございます。
それではあなたもグレイト余生を!

出演・構成:みうらじゅん/プロデューサー:今井亮一/ディレクター:本多克幸/製作協力:みうらじゅん事務所・日活
衛星劇場では、サブカルの帝王みうらじゅんが、お勧めのロマンポルノ作品を紹介するオリジナル番組「みうらじゅんのグレイト余生映画ショー in 日活ロマンポルノ」を放送!
※人気コーナー「みうらじゅんのグレイト余性相談室」では、皆様から性のお悩みや、疑問を大募集!