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エー僕は今日はねえ、若い女性の方が、僕たちの若い頃に作った映画を見てくれるというので、日本の将来のために期待してるんですよね(笑)。
ほんとにねえ、セックスの表現がね、非常にいやらしいもんであるとか卑しいもんであるとかっていう考え方は、僕たちは全く思ってなかった。
そういう面を考える方がいてもいいとは思うんですが、とにかく日活という映画で、石原裕次郎さんの作品などを助監督時代にずっと作ってきて、今度自分たちが映画を作っていく時にはこういう状況が出たわけですね。
だからまさしく無我夢中で映画を作ってきたわけでね。
今日一本見ただけでも、演じている俳優さんを通してね、ほんとに人間の生きている実人生が演技を突き抜けて出てくる、そういうような1000本近くのロマンポルノがありますけど、その中でも今日は選ばれた、そういう意味ではいい作品が集まってますので。
そこで恐らく女優さんが演ずるという事を通してね、実際の人生がにじみ出ているという事、それと、性を通して表現する事が、ようやくねえ、日活ロマンポルノが、日活という日本で一番古い映画会社が、17年間かかって、一つの性を中心としたジャンル、それもいびつなものじゃなくて、堂々と見ていこうというものを17年間かかって作った。
それで日活という会社は見事に潰れてしまいましたけれども、でもやっぱり本音でやってしまう会社は潰れちゃうんだね。
だからとても愛すべき所があって、又なんか日活は借金を返し終わって復活したそうですから。
もう僕も60半ばになりましたけれども、これから日本の将来を担っていく若い女性たちは皆さんですから。
ほんとにねえ、人間を見つめていくからには、性の表現においても演ずるという事においても、イヤらしいという事なんかないんだ。
それぞれの感性で見ていってもらいたいし、今日ご覧になる5本の中でね、将来生きていく上で絶対役に立つものが見つかるだろうと思いますから、そういう意味で今日の作品に触れてもらいたいと思います。
日活という場があってね、僕の作品が一本出来れば次の監督がそれを見て刺激を受けて、次の作品が出来ていく、又次の作品はその監督が作った作品を見て刺激を受けて出来ていく、というような一つの場がね、いい意味で受け継がれた、ユニークな17年間でした。
日本映画の中で、今はじめて見て感じられたと思いますが、こんな日本映画があったのかと、こんな日本映画が日本映画の中にあったのかと思われる方もいるでしょうが、人間を見つめるという事はこの辺まで突っ込まないと見えてこないという事もあるわけですから。
だから自分の感性で、これは私にはいいとか私にはもっと軽いものがいいとか、色々あると思いますけれども、目指すところはね…
そうねえ、男と女はお互いに惚れあってね、どうやったら人間が生きていくのかっていう事をね、真面目に考えた一時期があったっていう事、そんなことを今日は是非学んで、得ていってもらえたらと思います。
まあ僕からはそんなところですかね。
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