Web採録

2001/8/10(金) シネロマン池袋

特別リポート・ピンク映画の最前線

舞台挨拶レポート『和服熟女 三十路のさかり』

司会: 野上正義
出演: 工藤雅典(監督)
  沢木まゆみ(女優)、葉月螢(女優)、佐々木基子(女優)

『和服熟女 三十路のさかり』 舞台挨拶
沢木まゆみ・葉月螢・佐々木基子
と工藤雅典監督

 

前   篇

(8/31up)

 大好評の『和服熟女・三十路のさかり』舞台挨拶レポート、いよいよ今回は主役が登場!!

後   篇

野上
じゃあ、もう1人呼びましょうか。沢木さん、まゆみちゃん!
 

 

いよいよ今回の主演女優、沢木まゆみさんが何と和服姿で登場!!

沢木まゆみさん

野上
久しぶりにね、こんなに和服の似合う女優さんを見ました。
彼女は芝居はうまいしねえ、やる気はあるし、なんたって和服が似合うよなあ。
足元気をつけてね、その辺足引っ張るヤツがいるから(笑)
沢木
今回主演をやらせていただきました沢木まゆみです。よろしくお願いします。
野上
どう?綺麗でしょ。俺が自慢してもしょうがない(笑)。
沢木さんは何本目?
沢木
5本目です。
野上

『和服熟女 三十路のさかり』 ('01)

5本目。ね。

これ数えられる内が華なんだ。
佐々木さんみたいに何本出たかわかんなくなっちゃったら、すぐ俺みてえになっちゃうよ(笑)

ねえ、初々しいねえ。
5本目だっていうのに新人ばなれした落ちつきと色気があってとても新人には見えない、すごい女優さんだなって思いました。

和服着た役は多いの?

沢木
いえ、和服を着たのは初めてでした。
野上
もう、工藤さんの目の付け所が違うねえ。
なんか監督に脱がされかけたとか、なんかされたんだって?
沢木
いえ脱がされたっていうか、和服をとる時にどんなふうになるか分からないので、実際に試して(胸元を広げて)みたんです。
野上
それが手だよ、手(笑)。役者にやらせりゃいいのに。
俺が出るとこじゃなかったの?
沢木
違いました。
野上
あ、そう。5本やって監督色々いただろうけど、もちろん工藤さんはナンバーワンでしょ。
沢木
フフン(笑)
野上
フフンって、微妙だなあ。あんまり訊かない方が良かったかな(笑)
沢木
そんなことないです。
野上
ナンバーワン?
沢木
はい、そうです。
野上
ナンバーワンだそうで(笑)。池袋は来たことある?
沢木
はい、来ます。
野上
カレシと?
沢木
いえ、1人で。
野上
1人で。1人でだってよ(笑)
沢木
フフン(笑)
野上
1人で何すんの?
沢木
そこらへん、フラフラしてますね。
野上
そこらへんフラフラしてる。明日から増えるぞ、そこらへんフラフラするのが(笑)。

もうデレデレの野上さんと、照れる沢木まゆみさん


そうですか。今、カレシはいらっしゃるの?
沢木
今はいないんです。
野上
今はいない、過去にはいた?
沢木
昔、いました。きゃあー。(笑)
野上
今はいないね。そうか安心した顔がいっぱいいるねえ。
沢木
今いませーん。
野上
女優業に専念してる。
修行中ってのはもう男も断つ!酒も断つ!ってことは、出来ねえよなあ(笑)。
今後の予定は?
沢木
今はまだ未定です
野上

未定か、誰か使ってやってくださいね。

『和服熟女 三十路のさかり』 ('01)

(観客に)映画ご覧になってどうでした?もう言葉にならない?

観客1
綺麗でした。 
野上
綺麗だった。ねえ。
私も久しぶりにこんなに綺麗な女優さん見ましたよ。あなたはどうでした?感想。
観客2
最高でしたよ。 
野上
最高。大分、抜けた?(笑)
1番前座ってね。昔はねえ、1番前でね舞台挨拶で新聞ガサガサやってんのがいたんだよ。何やってんのかと思ったら、生でイキたいんだよ。生で。俺がふっと顔出したら俺でイっちゃたりして(笑)。
で、監督。この映画の見所なんてのをひとつ
工藤
今回はですね、ピンク界きっての演技派女優3台揃いぶみということで、芝居のうまい方が3人揃ってくれたんで、僕の今までやった中でもですね…
あっ、(野上さんに)男優さんもなんですが(笑)
野上
付け足しかよ(笑)
工藤
えー、その辺が楽しんでいただけるんじゃないかと。
野上
私も団鬼六じゃないけど、変な和服着て最後にはオモチャぶっこんで、あれ落ちないようにするにはすごく力いるでしょう。
相当力いれた?
沢木
…ええ、はい…。
野上
まあ見所は色々あるんだけど、趣味なんて何なの?
沢木
うーん、何でしょうね。映画鑑賞ですか。
野上
映画鑑賞、皆さんと一緒じゃない。シネマロサ、ここで見たりするの?
 


(笑い)

 

野上
何だ?あれ、シネマロサ?
観客
シネロマン! 
野上
そうか、シネマロサってどっかにあったな。
あ、あれは向こうか。あれはロクでもない劇場!(笑)あそこは悪い劇場だ、俺あそこでも舞台挨拶やったことあるな。あそこはつまんないとこだった、ここ最高(笑)。
で、螢?
葉月
えっ?何?
野上

ええと、なんだっけ(笑)。

(観客から「趣味趣味」の声)

 

葉月

趣味。ええと、なんだろう。

最近パソコン買ったんで。
ようやく、インターネットとか見るのが出来るようになったんで、それです。

野上
パソコン買えるんですよ。ねえ。儲かってるんだなあ。
葉月
儲かって、ないですよ。
野上
儲かってないのか。
葉月
もう輝いてます、唯一我が家の中で。唯一の高級品として。
野上
佐々木さんは、趣味。
佐々木
最近はあんまりしてないんですけど、献血(笑)
野上
ああ?献血?
佐々木

献血。

今成分献血行くと40分くらいかかりますから、一眠り出来るんですよ。

で、起きた後にジュースを好きなだけ飲ませていただけるし、ポイント集めると図書券とかいただけたりすることもあるので、皆さんもやってみてください。

野上
なんだ、何かもらう為に献血してんのか(笑)。
で、カレシはいるの?
佐々木
はっ?
野上
カレシはいるのかって?
佐々木
うわっ…。もうこのトシですからそれは…
野上
いるか。
佐々木
そりゃ2人ほど。
野上
2人もいるんだ。贅沢だなあ。
佐々木
いないなんて、口が裂けても言いません!(笑)
野上
ホントはいないんだよ。このトシになるとなあ、見栄はるからなあ。
次回作は?
佐々木
うっ、ええっとお、なんでしたっけえ。
野上
タイトルは?
佐々木
うう、ワカンナイ。
野上
監督は?
佐々木
うう、どの監督のがいつやるんだか…、多分皆さんの方が詳しいと思いますので、名前見かけたら見に来てください。よろしくお願いします。

『和服熟女 三十路のさかり』 ('01)

野上
3人は今まで競演したことあるの?
葉月
佐々木さんとは…、ねえ。
野上
(資料見て)『口説き屋レイコ』、ほら仕入れて、勉強してんだ俺は。さっき事務所で聞いたの(笑)。
『口説き屋レイコ・ヤケドする快感』快感ヤケドすんのか、テンプラで揚げてんじゃねえか。これで、佐々木さんと螢は競演してんだな。これはどうだった?
葉月
…、面白かったです。
野上

みんな誉めとかないとな(笑)。
佐々木さんと沢木さんは『美人家庭教師・ふしだらな成熟』これで競演してんだな。上品だなあこのタイトルは。
昔ひどかったのあってねえ、俺なんか『種馬』ってのに出たことがある(笑)。

ひどいよ、タイトルでたらでーんと『種・馬』だよ。この主演だからたまったもんじゃない。
野上さん新作は何ですか?ええと、『種馬』です。言えないよなあ。

会社によってね、違うんだ。これエクセスだからこんな上品なんだ。
他なんか見てご覧、いまだに『土手枕・ナントカくずし』とかひどいタイトルでね、ひどいっていうかそれがまたいいんだな『土手枕』ってどんな枕なんだ、って見たくなったりするんだろうね。

『和服熟女 三十路のさかり』 ('01)

 

野上 ええと、(資料見て)後は何訊くんだ(笑)。
『発禁本』は?、これは訊いたんだな(笑)、もう年取るとね何回も同じこと訊くんだよ。しょうがないんだ。
で、監督、次回作は?(笑)これも訊いたな(笑)。
監督、3人はどうだった?
工藤
楽しかったですね。
現場入っちゃうとあんまり大したこと出来ないもんなんですよ、監督って。
ホントにキャスティング次第ってことあるんで、うまい人が揃うと監督っていうのは楽しく現場が進むって所があります。
野上
昔ね、日活の『未亡人下宿』なんて映画でも、そんなのがあったんだよ、皆知ってるよな。
あの頃山本晋也なんてキャメラ横で笑い転げてるだけ!
皆、役者が巧いからね。それ見て『うほほほほ、うほほほほほ』て笑ってるだけ。
助監督が役者が何言い出すかわかんないから、録音器回しとくんだけど、後で聞いたら監督の笑い声しか入ってなかったんだ(笑)。
巧い俳優さん使うと楽ですよね。
工藤

ホントにそうですね。
佐々木さんはですね他の映画を見たときに商店街のおばさんの役をやってたんですね。すっごいダサダサのおばさんで(笑)、これはちょっとなあと思っててご本人にあったらすごい可愛い人で、ビックリしたんですけど。
それだけダサいおばさんの役作りがしっかり出来てたということなんですよね。

葉月さんはもうピンク映画60本も出てるという方なんで、ピンクのこれからを支えていく女優さんの1人だと思いますので頑張って欲しいです。期待しています。

『和服熟女 三十路のさかり』 ('01)

沢木さんですが、今回沢木さんにやってもらったのは沢木さんと仕事されたプロデューサーが沢木さんのことを『ピンク映画界10年に1人の逸材だ』と盛んに言うんですよ。
実は他の方に決まりかけていたんです。その方を僕断ってしまいまして、是非沢木さんにしてくれとちょっと我が侭言いましてお願いしたんです。
おかげでホントにいい結果が出たと思います。

で、今後はいい仕事を選んで、あんまり出過ぎると飽きられちゃったりもするんで、僕の映画中心でやってくれるといいなと思います。

野上
ということで、監督の映画中心でやってください。


このあと脚本家の橘満八氏と音楽のたつのすけ氏が紹介された。 

 

野上

本日はホント暑い盛りにありがとうございました。
これからお体こわさないように、どんどん劇場に足を運んでくださいますようによろしくお願いします。

我々も一所懸命頑張りました。これから皆さんに喜んでいただけるような映画作りをして参ります!

どうもありがとうございました。

 

(終)

 

 花束贈呈と写真撮影が行われ、拍手の中で舞台挨拶は終了しました。

 ピンクの世界で40年役者を続けてこられた野上さんと、これからピンクを支えていく女優さんと監督が一丸となっての舞台挨拶は、猛暑を凌ぐ熱気と気概に溢れかえっていました。
 満員のお客様に、これからのピンク映画を多いに期待させる素晴らしい舞台挨拶でした。

戻る

© 2001 日活株式会社 ©2001 Nikkatsu Corporation. All rights reserved.
本サイト上の画像・文章等全ての著作物の無断使用を禁ず。
必ず
利用規約をお読み下さい。