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1980年5月17日 公開

  • 団鬼六 白衣縄地獄

    主演
    麻吹淳子
    出演
    橘雪子 /岡本麗 /朝霧友香 /林ゆたか /中丸信 /溝口拳 /佐藤了一 /八代康二
    監督
    西村昭五郎
    脚本
    浦戸宏
    その他
    スタッフ
    原作/団鬼六 企画/奥村幸士 プロデューサー/八巻晶彦 撮影/森勝 照明/川島晴雄 録音/伊藤晴康 美術/柳生一夫 編集/西村豊治 助監督/菅野隆
    音楽
    高田信
    解説
    「二代目SMの女王」誕生!
    淫らな女に調教された性の奴隷たち
    ムチの洗礼にむせび無く倒錯地獄!

    あらすじ
    ■解説
    団鬼六原作、麻吹淳子の記念すべき第一回SM主演作品。谷ナオミの後を継いで、本作で麻吹は「二代目SMの女王」となった。
    谷ナオミのSM作品はロマンポルノの最も人気の高いシリーズとなり、SM原作者団鬼六の名前と共に興行の支えとなった。本作は団鬼六の肝いりで麻吹が抜擢され、その魅力を団鬼六は「谷ナオミはSM界のマリリンモンローだが、麻吹はSM界のイングリッド・バーグマンだ」と激賞した。和服の似合う日本的な谷に比べて、麻吹は日本人離れした美貌と堂々たるプロポーションで、新しい被虐のヒロイン像を確立していく。鞭、ローソク、縛りなどといった谷を凌ぐハードな責めを受け、ボリュームある肉感的な美しさで、歴代のSM女優の中でも時代を超えて最も人気の高い女優といえるだろう。
    洋装や制服が似合う麻吹に相応しく、看護婦が入院患者からSM地獄に堕ちていく様を丁寧に描いていく。緊縛師の浦戸宏が脚本を担当しているだけあって、団鬼六の原作を更にハードに脚色、監督はロマンポルノのマエストロこと西村昭五郎、SM作品の名人たちが揃って「二代目SMの女王」誕生をフォローした。共演は橘雪子・岡本麗・朝霧友香・林ゆたか・中丸信と豪華布陣が揃っている。

    ■ストーリー
    東京総合病院に勤務する看護婦の敏子は、医師の佐山と来月挙式が予定されていた。敏子は姉のように慕っている洋子と病棟の物置小屋の中で、別離を惜しむように白衣をはだけて絡み合っていた。数日後、退院した患者の内村光枝からお礼にと家へ招待された。古風な邸宅を訪ねると、女の呻きが聞こえた。中に入ると、逆海老責めに緊縛された光枝が救いを求めるように呻き悶えていた。
    駆け寄った敏子は背後からマスクで覆面した男に襲われ、全裸で縛られると開脚した羞恥のポーズで写真を撮られ、バックから犯され失神してしまった。意識が回復した敏子は光枝にすがったが、すべて光枝の企んだ罠だった。その邸宅では上流階級の人間を集めて、淫靡なSM地獄が繰り広げられていた。エリート社員の妻・和子も従順な女にマゾ調教されていた。苦痛に耐えながらも、感じていく自分をどうしようもなかった。
    佐山と結婚し、ハネムーンから帰った敏子はあの悪夢のような出来事を忘れようとするが、光枝から電話が入った。それはこの前の写真をバラまくと脅迫されているという内容だった。内村邸に着いた敏子は光枝の案内で調教部屋に入った。そこでは和子が十字架に磔にされていた。光枝が「あなたもあの女のようになるのよ」と言うと、内村とマスクをつけた男が現れ、敏子を宙吊りにしてバイブレーターで責めたてていく。敏子は芯からとろけてきそうな快感に溺れていく自分を感じていた。調教は、ムチの洗礼、股間しごき、剃毛へと続いていく。そしてSM愛好家が一堂に会する、淫婦披露パーティが開催される…。

    (2023年7月5日 DVD発売)
    販売・配信

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