1973年4月14日 公開
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㊙女郎責め地獄
- 主演
- 中川梨絵
- 出演
- 絵沢萠子 ／堂下繁 ／高橋明 ／山科ゆり
- 監督
- 田中登
- 脚本
- 田中陽造
- その他
スタッフ - 企画／松岡明 撮影／高村倉太郎
- 音楽
- 月見里太一（＝鏑木創）
- 解説
- 主演は遊女をいきいきと魅力的に演じた中川梨絵。監督は『実録 阿部定』『㊙色情めす市場』を手掛けた田中登。
- あらすじ
- 落ちて流れる女郎には
地獄の闇は常日ごろ
男殺しの死神の
白いやわ肌すすり泣く
■解説
舞台は江戸時代の最下級の女郎屋・鉄砲見世。かつて吉原で登楼した客が連続して変死したことから“死神”と恐れられていた女郎のおせん。そんな彼女を通して、そこで巻き起こる人間模様がいきいきと描かれている。主演の中川梨絵は、その美貌に加え、幅広い演技力が買われ、加藤彰、藤田敏八、神代辰巳、田中登というロマンポルノを支えた名監督たちに起用された。監督の田中登は、独特の映像表現と演出力が認められ本作品で日本映画監督協会新人賞を受賞した。
■ストーリー
器量良しのおせん(中川梨絵)は、吉原時代は相当な売れっ妓だった。しかし、客が相次いで3人変死して“死神おせん”と呼ばれ、最下級の鉄砲見世に落ちてきた。その噂のせいで客の付きが悪くなる・・・。しかし、ただひとり彼女を避けない男がいた。
賭け事に目がない富蔵(高橋明)だ。彼は金の工面のために、おせんを枕絵師の前で犯すのだった。それでも彼女は気丈にふるまい、その場を立ち去る。帰路、おせんは心中未遂でさらし者になっているお蝶(山科ゆり)の目の美しさに見惚れてしまう。思わず微笑んだおせんを、ある男がつけてくるのだった・・・。
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